
皆の取組を有機的に繋げたいのです。
急な話ではあるが、最近、日本の公教育などの変革に携わる面白い活動をしている人たちが自由に繋がり、その活動が促進されるように、新しいプラットフォームをつくろうという話が身近で出た。
全くの構想段階だし、まだ何も実態が無いので具体的な話はできないが、そのやろうとしていること自体は面白いなと思っているので、もし何かお役に立てることがあれば私にもお力添えさせていただきたい、と思っているところだ。
そのプラットフォームを立ち上げようとしている方とお話する中で、現在の日本の公教育やそれに関する社会課題がうまく解決されていかないのは一体なぜなのか?という話をした。
教育に関して問題意識を持つ人々というのは一定層すでにいて、実際に具体的な行動を起こしたり、公教育ではなかなかできないような教育スタイルで独自の活動を展開されている人もいる。私が運営するオンラインコミュニティ「探究横丁」でも、そういう人々にたくさん出会ってきた。
数年前までは私も世間知らずで、教育に対する問題意識はいっちょ前に持ちながらも、具体的な行動は何一つ起こしていなかったが、こうして実際に動いている人々と出会うと、この社会の中でも前向きな人々は確かにいて、そういう人々の周りには希望が見える、と思うこともある。
そういう人々がうまく協力して、さらに社会に対して大きな力を与えることができるとしたら、本当に少しずつ社会が変わっていくかもしれない、と思わせてくれるのである。
ここで冒頭の話に戻るが、私が気になっているのは、こうした教育に関する課題解決に意欲的に取り組んでいる人々は確かにいるのだけど、どうして世の中にはその変革の波が届いていないように感じるのか?ということだ。
少なくとも、数年前までの自分には全然届いていなかった。自分から情報を取りに行って初めて、そういう人々がいることを知った。
一体何が問題なのだろうか。
特に問題はなくて、ただ単に動いている人の数が少ないだけ、という可能性もある。ただ、私の何となくの感覚として、そういう人々がそれぞれ個別の活動に頑張って取り組んでいるけれども、それがあくまで皆独立していて、うまく連携したり協力したり、「集団としての力」になりきっていないのではないか、という仮説を持っている。
今のところ、これはあくまで私の感覚なだけで、全く根拠はない。
しかし、何らかの方法で皆の頑張りを有機的に繋げることで、日本の教育界に少しでもインパクトを与え、新しい教育のかたち(1人ひとりが、自分の頭で物事を考えながら進む道を決められる教育、など)が少しずつ社会に浸透していくスピードが上がっていけばいいな、と思っている。
その一助に、何らかの形で私も関われたらいいなとも思っている。
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