6/3金:高級なPCとソフトウェアにはモチベーションを。
ありがたいことに、私が普段研究に使用しているPCは超高スペックな、何十万程度はするゲーミングノートPCなのだが、それでもやはり負荷の高い計算やシミュレーションをしようとするとかなり重たくなる。
普段はノートPC用のスタンドを使ってキーボード面を浮かせ、机の奥まで押し込むことで目の前の作業スペースを確保し、PC本体ではなくUSB接続のキーボードを使用して作業しており、PCと距離が離れているから、本体がどの程度発熱しているかを実感しづらい。
たまに思い立ってPC本体を触ってみると、火傷をするかと思うほど熱くなっていることもあるので、それも動作が重たくなる原因の1つになっているだろう。
冷却パッドをつけたりはしているが、イマイチ改善しているようには思えない。もう少し別の手立てを考えた方が良さそうかもしれない。
この研究室にいると本当に金銭感覚がマヒしてくるのだが、そもそも私のような学生の分際でこのような良質なPCとモニター2つを使い、高級なシミュレーションソフトウェアを使わせていただけていることがありがたいことなのだ。
この研究室に入ったばかりの学部4年生のときにも、研究を始めて半年のペーペー野郎が扱うには恐ろしい契約額のシミュレーションソフトウェアを使って卒論を書かせていただいた(今は、そのソフトウェアの価格がぼったくりなのではないかと思えるほどには図太さと耐性がついた)。
冷静に考えてみれば、私は日々の研究に対して、1日当たりに換算するといくら支払っていることになるだろうか。想像すると怖いので具体的に数値化するのは辞めておこうと思うが、そんな環境下においては、マシンとソフトウェアを使い倒すぐらい使わなければもったいないのである。
この5月において、どうにも研究へのモチベーションが上がらず、研究室には毎日通うものの、作業をサボってしまっているときがあった。
上記のような状況を考えると、一体いくらをドブに捨ててしまったのだろうか、と申し訳ない思いが募ってくる。
しかし、ここは強い気持ちを持って、人間だれしもそういうときはある、と受け入れるしかない。なぜなら、もう過ぎた時間は返ってこないからである。
そうしてモチベーションの上がらない時期にあえて研究室から離れて、自分が会いたいと思った人と会って話したり、勇気をもって休んだりすることで、なんとか持ちこたえることができたのだ。
先日のゼミ発表を経て研究モチベーションが徐々にまた上がり始めているので、これをきっかけにしてまた頑張っていきたい。