1人焼肉に行ってみた。

先日作成した「やりたいことリスト」の改訂版として、「まだやったことないことリスト」をつくっているところだ。この「やったことないことリスト」の中から1つを選んで、2週に1回程度のペースで実行することを今年の目標にしている。

そんな中、先日その中の1つである「1人焼肉をする」を実行してきた。

そもそも私は焼肉のお店に行くことが少ない。というのも、私は基本的に小食で、焼肉の食べ放題などに行くと大体損をするタイプなのだ。それでも、友人たちに誘われて行くとか、誰かとの付き合いで楽しむことはもちろんあるので、そのときはほどほどに食べる。とはいえ、回数としてはそこまで多くない。

その上で、自分1人で焼肉に行くということをしたことがなかった。なぜなら、私にとって食事の時間とは合理化・効率化の対象となる時間の1つであり、特段の理由が無ければ簡単に済ませるに越したことはないからだ。最近やっと、少しずつそういう時間を大事にする感性が身についてきて、遠出をしたときにはなるべく地元のお店に入ってみようか、などど思うようにもなってきたが、「1人で焼肉に行く」という発想はこれまで1度も無かった。

そこで、金曜の夜に焼肉屋さんを1名で予約し、仕事終わりに行ってきた。

これが良かった。

普段何人かで焼肉に行くと、その顔ぶれにはよるが、私はだいたい焼き手になることが多いので、目の前の肉を焦がさないように面倒を見つつ、皆がなるべく均等に食べられるように配慮しながら、自分の食べる分も確保することが求められる。網での焼き工程の効率をなるべく高めるために、焼き終わった肉をどけたらすぐに生肉を網の上に置き、その間に食べることになるし、正直あまり落ち着かない。

しかし今回はたった1人だ。数種のお肉が盛り合わせになった1人前のセットを注文し、それを1枚1枚大事に焼き、種類の違う肉の味をしっかりと楽しんでから次の肉を焼き始めることが許される。肉を自分のペースで焼き、自分のペースで食べることができる。このことの幸福度が高いということがわかった。

私が入店したとき、同じカウンター席の向こう側にお1人さまの年配の男性がいて、焼肉にビールを合わせて漫画を読んでいた。おそらく「自分へのご褒美夜ご飯」なのだろう。お互い良い週末ですね、と思った。今後もしまたそういうタイミングがあったらやってみようと思う。

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ともやの思考整理note
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