卓球選手を目指したきのこヘッドがマジシャンになった理由
振り返る事が好きでよくよく過去を思い出すと、当時は泣きたいような出来事も飲み会の場では笑い話として語られる。
「卓球選手を目指したきのこヘッドがマジシャンになった理由」をまとめてみた。
1.とにかくふざけて笑わせるのが好きな幼稚園児時代
2.よく分らんクラブ活動より部員2人の手品クラブ!な小学生時代
3.真面目じゃ駄目なの!?きのこヘッドな中学生時代
4.夢は卓球選手!でもある時の冬、親父の一言で進路変更!
5.まとめ
6.最後に
1.とにかくふざけて笑わせるのが好きな幼稚園児時代
急行が止まらない最寄り駅から真っすぐ伸びる商店街。両親と姉、そして僕の4人家族。
幼稚園には行きたくなかった。家から500メートル歩くとそこは幼稚園。
母は「直ぐ帰ってこれるからお友達と楽しんでおいで」と手を放し、僕は目が腫れるまで泣いていた。
でもそれはほんの1週間の間だけ。
気付けば友達と氷鬼や泥警(だったかな?)がしたくて1分でも早く遊びたかった。
粘土をする時間も大好きな幼稚園児。
母は安心し、ママ友たちと幼稚園に迎えにくる。
その日はお昼の時間にプラスチック容器に入ったヨーグルトドリンクが出た。
母「お帰り~。楽しかった」
ママ友「ちょ、ちょっと!ともくんのおでこ!」
母「!!」
僕はおでこにドリンクの容器をセロハンテープで張り付けて帰ってきた。
母・ママ友「(笑)」
そんな幼稚園児だった。
2.よく分らんクラブ活動より部員2人の手品クラブ!な小学生時代
小学校も実家からは近かった。朝になると近くに住んでいる同じ学校に通う1年生~6年生が集まり、集団登校をする。
低学年は6年生が大人に見えた。
中学年になると後輩(1年生と2年生)が出来た。
高学年になると先輩になった。
6年生は小学生でいられる最後の年。みんなクラブ活動に入る。サッカークラブ、ドッチボールクラブ、読書クラブ。
1学期と2学期、最後の3学期で好きなクラブ活動に入れる。1学期は科学クラブ。初めて洗濯のりを使ってスライムを作った。2学期は国際交流クラブ。ハズレだった。3学期はやりたい事ができるクラブに入りたかった。
手品=マジックだ。
図書室にも「誰でもできる!簡単数理マジック!」のようなマジックの種が解説されている本が2,3冊あり僕はそれを読むのが好きだった。
T「先生。手品ができるクラブはないですか?」
先生「無いなぁ。。でも先生はマジックの道具持ってるよ」
T「先生がクラブの顧問してくれたら手品クラブ作れますか?」
先生「部員がともくんだけじゃクラブじゃないよ。。」
T「手品の本が好きなヤツもつれてくる!」
部員2人で手品クラブを作った。
卒業アルバムのクラブ活動の紹介をするページにはお揃いのユニフォームを着て写るドッチボールクラブ、サッカーボールを脇に抱えて写るサッカークラブ、その横には部員2人が笑顔でトランプを広げている手品クラブ。
そんな小学生時代
3.真面目じゃ駄目なの!?きのこヘッドな中学生時代
中学生に入ると他の小学校の人とも一緒になる。普段の友達と初めましての同い年。
中学1年生の時、身長が160センチあった。背の順で並ぶと後ろから2番目。真面目に授業を受けようと遊びだした周りの同い年に「シーっ」とする。
同い年「ともは真面目君なんだね」「つまんねぇ~」
その日から中学校生活は荒れる。
ある日、学校の下駄箱に行くと上履きが無い!!焦って探すが見つからず仕方なく来賓用のスリッパを履く。
下校時間。下駄箱の上に隠されていた上履きを発見するが、画鋲だらけ。
T「あぁ、最悪だぁ」「もう学校行きたくないな」
その時の僕は毛量が多くてシルエットがマッシュルームだった。(別にそうしたくてしていたわけではないが。。)
きのこヘッドな僕は「おいキノコ!」「無視すんなよキノコ!」「キノコ菌汚ねぇ」といじられていた。
ある時、部活動紹介が体育館で開かれた。手品クラブは、、、勿論無かった。でもその時唯一自分が興味を持った部活動があった。
卓球部だ。
卓球をする時間は楽しかった。何より左利きだったからサーブやドライブをかけるときに有利だった。中学3年生の時には市の大会で3位に入れた。
その時の夢は「卓球選手になる」
そんなきのこヘッドな中学生時代
4.夢は卓球選手!でもある時の冬、親父の一言で進路変更!
中学2年生の冬休み。いつものように卓球界の専門誌、卓球王国を見ながら家で家族とお鍋を食べていると親父の職場で忘年会をした話になる。
親父「この前、お札にボールペンが貫通して引き抜くと穴がふさがるマジックをみたんだけどさ、俺もあれやりたいから今後マジックグッズを買いに行こうと思うんだ」
母「えぇ~!そういうの高いんじゃないの?」
親父「いや、この前1800円で売ってた!」
親父「今度買ってくるから」
なんだろう。この時の僕は何故だか「その仕掛けが知りたい」とか「そのマジックがしたい」とかではなくただただ親父に先を越されたくなかった。
だからその年のお年玉で1800円のボールペンを買った。
僕の夢は卓球選手ではなく、マジシャンへと進路変更していった。
5.まとめ
1.人を笑わせるのが大好きな幼少時代
2.やりたい事がしたかった小学生時代
3.きのこヘッドでいじめられても部活の卓球が好きだった中学生時代
4.1800円のボールペンで将来の夢をマジシャンへ進路変更
6.最後に
そんな中学生時代の締めくくりはきのこヘッド期間2年6ヶ月を経て卒業式では「マジシャン」と呼ばれていた。