ヒーローインタビューでふりかえりをやってみた
レッドジャーニーの合宿で実施した、ヒーローインタビューという手法でのふりかえりがとてもよかったので、紹介しようと思います。
どんな場面でやったのか
合宿のアジェンダ「3月末で一区切りした取り組みについてのハンガーフライト」をどのように進めるか、とその場で話し合い、「ヒーローインタビューでやってみないか」というメンバーの提案で実施することとしました。
レッドジャーニーは、さまざまな文脈の経験をしているメンバーがいるため、普段からメンバー同士のハンガーフライトを大事にしています。
今回のアジェンダトピックの主旨としては、「3月末で一区切りした取り組み」に携わっていたメンバーから学びの共有や、他のメンバーからのフィードバックも含めたふりかえりのハンガーフライトをしよう、というものでした。
ヒーローインタビューとは
スポーツの試合後などに、活躍した選手がヒーローインタビューを受けますよね。まさにその感じで、ある人(ヒーロー)にスポットライトを当てて、語ってもらうアクティビティです。
他のメンバーはインタビュアーとして質問+聞き役に徹します。
なるべくヒーローが多く語れるように、いい質問を投げかけて、たくさん引き出すと、良い場になります。
今回は、「3月末で一区切りした取り組み」に携わっていたメンバーをヒーローとして、みんなでインタビューしました。
どんな質問が飛び交ったか
ヒーローインタビューは、どんな質問を投げかけるかが大事です。今回は慣れているメンバーがいたこともあり、とてもいい質問がたくさん飛び交ったので、紹介します。
今回の取り組みの中で、一番の成果はなんだと思いますか?
「おっ」っと思うターニングポイントはどこでしたか?
もう一度取り組めるとしたら、どこに戻りたいですか?それはなぜですか?
苦しい場面もあったかと思います。どのように乗り越えましたか?
今、チームメンバーに声をかけるなら、どんな言葉をかけますか?
やってみてどうだったか
私は、ヒーローインタビューという手法を初めて取り組んだのですが、とても良い手法だと感じました。この手法を使ったふりかえり・ハンガーフライトとしても良い時間が過ごせました。ポイントは次のとおりです。
語る人にスポットライトを当て、「ヒーロー」とするため、ポジティブになれる
語る当事者であるヒーロー自身も、その場の雰囲気も前向きになる
スポーツの試合をふりかえるような形式の質問が多いため、取り組み自体をハイライトでふりかえることができる
端的に答えることで、取り組みでの学びポイントや工夫に意識を向けやすい
なにより楽しい
ロールプレイっぽさもあるため、ヒーローもインタビュアーも、実際のヒーローインタビューのようなテンションで取り組むと、臨場感がある
おわりに
ヒーローインタビュー、とってもいい手法です。工夫次第では、普段のふりかえり(スプリントレトロスペクティブ)でも使えますね。
少し停滞気味で元気がないチームにもおすすめしたいです。
ぜひ、やってみてください。
こちらの記事は、シン・アジャイルコミュニティの【ほぼ月刊】シンアジャマガジン Vol.1のトピック「こんなワークショップやってみた」としてエントリーしています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?