「保守寄り&反増税」の有権者の投票先選択肢(2024年衆院選)
どの勢力に託すべきか
与野党の中心は共に「リベラル&増税」
「自民党の石破氏周辺」も「立憲民主党の野田氏周辺」も、リベラル且つ増税派です。経済オンチであることも共通しています。
これらに投票することは避けなければなりません。
自民党の高市氏周辺
自民党総裁選で石破氏と決選投票を闘った高市氏は、積極財政派で反増税です。彼女を応援していた議員には旧安倍派も多かったのですが、いわゆる裏金問題(正確には未記載問題)で、非公認とされたり、比例代表との重複立候補を認められなかったりと、不利な状況に追いやられています。
日本保守党
保守派の新しい勢力であり、再エネ賦課金の廃止・消費税減税などを主張しています。
比例代表では全国11ブロックの内6ブロックで候補者を擁立し、小選挙区では愛知県の4選挙区で擁立します。
まだ議席が無いため政治団体の扱いですが、党員も多く、10人前後の議席を獲得する可能性もあります。(雑誌等の選挙予測では、同党の当選者を1~2人としていることが多いですが、過小評価と感じています。)
国民民主党
玉木代表は、増税には反対しつつ、基礎控除の増加などを提案し、手取り収入の増加に主眼を置いています。(東京15区の補選など、時々政治的に変な動きをするのが玉にきずですが。)
その他
参政党は保守勢力で、積極財政・減税を標榜しています。
日本維新の会は「保守&反増税」に限らず、様々な議員がいる印象です。
比例代表
先ほど触れましたように、自民党は旧安倍派を中心に比例代表との重複立候補を認めない方針のため、自民党で比例代表で当選するのは増税派が主となります。そのため、自民党に投票するのは厳禁です。
2021年衆院選の結果
比例代表の結果は、自民72、立民39、維新25、公明23、共産9、国民5、れいわ3でした。
この中で「保守&反増税」の観点で投票する価値があるのは、国民民主党だけになります。(ここに無い少数政党では死に票になってしまう可能性が高い。)
あとは新たな日本保守党が選択肢になります。
日本保守党が立候補者を出す6ブロック(北海道・北関東・南関東・東京・東海・近畿)
確実に「保守&反増税」の票とするには、日本保守党とするのが得策でしょう。どうしても嫌ならば国民民主党。
日本保守党が立候補者を出さない5ブロック
国民民主党しかないでしょう。
(2021年衆議院選挙で、この5ブロックで当選者を出したのは、自民、立民、維新、公明、共産以外では、九州での国民民主党の1名だけでした。選挙予測では国民民主党は議席を伸ばすと見られているので、九州以外でも当選者を出す可能性は高そうです。)
小選挙区
以下の中から個人ごとに吟味しつつ、選択することになるのでしょう。
自民党(総裁選決選投票で高市氏への投票者)
高市氏への投票者が誰だったかは、リスト化され、YouTubeでも見ることができます。
(石破氏に投票した議員でも、この衆議院選挙期間中に高市氏が応援演説に駆け付けた議員は、今後高市氏をサポートする存在になるものと判断して投票してもよいかもしれませんが、現時点では判断できません。)
日本保守党
愛知県の4選挙区のみです。
国民民主党・参政党
どちらかお好みの方を。
日本維新の会
主に上記でに該当者がいない場合。
無所属
無所属議員の中にも相応しい人はいます。
※本稿は、下のnoteの最後の章に加筆したものです。