マジョリティとマイノリティについて
マジョリティとマイノリティについて
精神疾患者という点では、私達はマイノリティだと思う。
視点を変えて、日本人であるとか日本語を使用するという点では、この国ではマジョリティ。
マジョリティは無意識的に権力構造を孕むという。
ならば、私達はマジョリティとして、別のマイノリティへの偏見や差別を持ちつつ、一方では精神疾患による差別や偏見を受ける対象となる。
ステレオタイプとして生活の中で形成される偏見や差別、それに伴う感情など、私たちはその都度置かれる立場によりマイノリティにもマイノリティにも成りうるし、成らされる。
立場の逆転を味わうことのある立場は、社会的に弱者と呼ばれる者であることが多いのは確かだと思う。
が、日本においてはマジョリティ内での同調圧力が強く働き、そこからはみ出てしまうものを社会的にマイノリティとして排除する傾向が強いように感じる。
見方によっては、精神疾患者や精神障害者は出る杭として打たれることになるのが現状なのだと考える。
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