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わたしの星 decision making


「迷うことってあるんですか?

いつもスパッと物事を決めて前に進んでいて、

なにを判断基準にしてるんですか?」


「迷わないかな。

いつも見ている方向が同じだからね。

一個だめでも、じゃあこっちをやればいっかってなるし、

はじめに思ってたのが何かで流れても、

他のをやってるうちに

もっと大きなものになってめぐってくることもあるんだよね。」


ああ、これは「流れに乗る」ってやつか。

自己啓発系でも、感覚系でも、よく言われるそのことを、

本当に実行している人たちのことだ。

そう長年の知人である人の言葉を聞いて思った。


決断力。

それは鍛えていけばついていくものであるが、

それを自分の意志をもとに高めていけば身についていく。


逆に、人によっては、気を抜いていると

あったかいようなそうじゃないような、

優柔不断なループの中に入ったまま気づかず、

目の前に降ってくる、

ランダムなタイミングで訪れる「チャンス」にも気づかない。


決断すること、決めること。

それは保育園でも大切にしていることだ。

なぜか、日々自分で考え、選択していくこと、

それを長年当たり前のように積み重ねていったとき、

「自分で考え、選択し、行動する」が自然とできるようになっていく。


小さな選択から始まり、

ちょっと心がドキドキするような、

自分にとって心の壁を、エイっと飛び越えたいチャレンジだって、

やってみよう、と前向きにとらえられる、

そんな自分と長年築いてきた信頼の力。

それが決断力。


主体性や自律が根幹にある保育園で働く

一人の大人として、

わたしも決断力を試されている。


「あなたはどこまで決断できるの?」

自分にとってのリミットを、

自分のタイミングとは関係なく、

見せつけられる瞬間がある。


世の中には、「やってみよう」とフットワーク軽く、

シンプルに考え、どんどん決められる人もいれば、


その訓練を積んで、そうなったもともとは

深く考えて決めてきた人もいれば、


深く考えてしまう特徴を理解しつつ、

軽くいこうと意識するも、

大事な局面になって深く考える癖がドバドバとめどなく出てきて、

毎回頭と心のエネルギーをだいぶ消耗する、

わたしみたいな人もいる。


「実行力」すぐ行動するか、

「決断力」決められるか。


ここ数か月、いや、1年くらい?

ずっとスパイラルの中にいたのに、

まさか「久しぶりに受けるか」と受験した試験で、

自分の根幹がメリッと浮き出てくる想いが湧き出た。


その想いは、わたしにとってずっとわかってはいたけど、

見て見ぬふりをしていたもの。


理由を付けて離れていた「ティーチング」への熱、

「天職だと何度も思ったけど、

もしかしたら他に上回るものに出会うかもしれない」と思っていた

フルタイムの英会話講師として勤めていた会社を辞めた

約5,6年前の推測を、

天地返ししたわたしの根底にある想い。

自分自身が救われた経験。


「人の人生の可能性を広げる」

そこがわたしのパッションの根底にあるのだと、

気づかされた。


そのわたしにとっての目指すべき星。


はっきりと、その星をずっと見れていたわけではないけれど、

振り返ってみれば、転職を何度かしても、

いつも想いがあふれるときには、

その星への思いが厚くあったからだと気づかされた。


〇なんで人の人生を切り取ったマガジンが作りたいのか、

ーそれは、いろんな人の人生が見える場所があれば、

「こんな人生もありなんだ」と

それを読む人のより「自分らしい」人生の選択肢につながると信じているから

そして私はその場所にいたことで、救われた。


〇なんで主体性や自律、探究をベースにした乳幼児教育に関わっているのか

ーどんな環境で育ったかがいかに大切か大学在学中にこれでもかと学び、

そのうえで教育であれば、自分で考え選択する、自立する、自分のすきを見つけ、それを育むことで人生が豊かになると、感じているから。


〇なんで英語教育へのパッションが消えないのか

ーもともと自信がなく、小さい頃は誰かに自分の人生を決めてもらいたいと思っていた。それによって大きな痛みを学び、日本の外に出たとき、

「あなたはあなたでいい」とすべてを包み込まれた文化に身を置いた。

その中で言語の持つ可能性と力も学んだ。

世界中の人々とコミュニケーションを取れる、

それだけではない、情報、つながり、仕事、趣味、

すべての人生の方向が、全方向に広がっていく、

可能性が全方向に伸びていく、

人生の選択の幅が増え、選択肢が増え、自由が増える。

それは言い換えれば、

よりその人がその人らしくあれるために、

必要なくなったものをどんどんそぎ落として、

その人のつるっとした本来の姿に

自分の力で出会いに行く、そんなパワーがあるもの。


「こんな世界もあるよ」って見せてくれるもの。


そこに行くためのボートを一緒に漕ぐということ、

それがわたしにとっての英語を教えるという行為。

教えるというとおこがましい気さえするけれど、

純粋に英語というものが大好きなこともあるから。


ーその人の人生の可能性を広げるものー

わたしにとっての人生のパッションはここにある。

それは自分にとってもそうだし、人においても尊重するところだ。

この星に向かっていく。

その星さえ見失わなければ、

知人が言っていたように、

「なにが今の自分にとって大事な選択か」

選ぶときにも光って見えてくるのではないかと思う。

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