企業運営サイトの方がSEOで上位表示しやすいと感じるのはなぜ?個人ブログはもうダメ?
企業サイトばかり上位表示されて個人ブログはもうダメだと言う方がなぜか増えていますが、そのようなことはありません。
しかし、事実としてGoogleアップデートによりどちらかと言えば企業サイトばかりが上位を占めるようになったと感じている人は多いのと実際に多いです。
ではなぜそのようなことになったのでしょうか?
権威性・信頼性(E-A-T)を得やすいから
まず、法人のサイトが全部上がったかと言えばそのようなことはありません。個人サイト同様に大きく順位を下げた企業サイトも山ほどあります。
個人よりも法人格の方が多少下駄は履かされているのかもしれませんが、それ以上に単純に信頼性・権威性が企業の方が得られやすいからというものがあります。
例えば、法人を作ると、国の機関に自動的に法人名が載る、被リンクが貼られる等が発生するほか、あらゆるサイトで知らないうちに法人名やサイトが取り上げられて知らないうちに被リンク・サイテーションが広がっていきます。
SEO対策等しなくても個人ブログよりも被リンク獲得しやすいという背景があります。
また、多くの法人が何かしら免許や資格を取得していたり、公的な届出をしていたりするので、そうした面が信頼性に繋がりやすい結果となっていると言えるでしょう。
単純な被リンクだけでなく、昨今は国家資格の有無なども検索順位に大きく影響していることはご存じのとおりかと思いますので、そうしたものが企業の方が得られやすいから上位表示させるのが簡単となります。
また、個人で匿名で運営しているサイトだと官公庁・政府等の機関から被リンクをもらうことはほぼ不可能なのでその差は大きいです。
逆に言うと、何もないただの法人は法人だからといって上位表示できるわけではありません。
企業サイトの方が単純に被リンクが得られやすく個人サイトは得られにくい
個人ブログでも被リンクがかなり獲得できていてドメインパワーが高い物は今でも上位表示されています。
匿名のブログでもこの傾向にあり、運営者情報が、〇〇運営事務局、のみの記載でも十分やっていけています。
しかし、これらのサイトは概ね運営歴が5年以上あり、被リンク獲得が今よりも容易だった時代(ライバルが少ない)に獲得したリンクも多く、その結果現在も有利に展開できている節があります。
正直、今から新規で無名な人がサイトを作ってもなかなか被リンクを大きく伸ばしていくのは困難なので、被リンク獲得は相当頑張らないと厳しいでしょう。
逆に企業であれば、顧客に対して実施するアンケート結果調査等のデータは多くの人にとって有用であり参照されるものとなるので、被リンクが得られやすいです。
どこの誰ともわからない人が調査したデータなんて怖くて引用できませんよね?
そのため、個人(弱小法人も含む)の場合、戦略的に被リンク獲得を目指す必要があります。
不可能ではありませんので戦略的に行えば時間はかかりますが十分可能です。
国家資格者等は被リンク無くても上位表示できるときも多い
昨今の過剰なE-A-T重視の影響により、国家資格の有無が順位に大きく差をだすこともあります。
なんの実績がなくとも、実績有る風+国家資格(登録番号等含めて)の表記で上位表示できちゃいます。
ポイントは、少しジャンルをずらすことです。
社労士であれば、社会保険について記載しても他の強いライバル社労士との戦いになりますが、例えば「退職代行」等について社労士が全力で記事(もしくはサイト)を作れば、今の時点ではかなり上位表示が楽だと思います。
※最近は弁護士の人がアフィリエイトやってるケースも多いのでもしかしたら楽じゃないかもしれません。
今のは一例ですが、ちょっと本流ジャンルからずらすだけで出し抜けます。
ただ、恐らくここまでものすごく優遇されているので調整がいつか入るのではないかと思います。
結局被リンク獲得が一番の近道で記事内容での差別化は難しい
記事の内容(質や構成)も重要で、オリジナリティーがあり尚且つ質が高ければドメインパワーが低くても5位以内に表示させることは可能です。しかしながら、1位から5位で記事内容に大きな差があるかと言えばそこまで大きな差はありませんので、そこで差をつけるのは困難だと考えた方が良いでしょう。どのサイトも稼げるキーワードに関しては記事は練り込まれています。
むしろ、被リンクバリバリの糞記事が未だに1位に出ることも多いので、被リンク獲得を目指すことは避けて通れないというか、むしろ近道と言えるでしょう。
被リンクを買うのはありなのか?
推奨はしませんが、実験サイトでバリバリのブラックSEOをやっているサイトがありますが、最短で上位表示が出来ています。
ブラックSEOといってもアクドイことをやっているわけではなく、例えば市役所の優良広告枠(dofollow)を買う(高いのでおすすめしませんが今でも効果あります)、独自ドメイン運営の個人ブログに被リンクを貼ってもらう(お願いすれば貼ってくれます※私はやりませんが金払って貼ってもらっている知り合いは結構います)、企業の商品をブログで紹介して、紹介しましたを企業に送り続けるとたまにリンクくれる、その他公的機関も金払うとリンク張ってくれるところあるのを探す等を繰り返し行っているサイトです。
Googleのリンクスパムアップデートがまだ途中で終わっていませんが、今のところなんら問題は起きていません。
特に個人ブログからの被リンクは一定のドメインパワーがあるところからのであれば有効で、参考文献的に乗せてもらうと結構効果高いです。
ただし、DA10未満のサイトや後は独自ドメインでないものは意味がないので、必ず独自ドメインのサイトから被リンクをもらうようにしましょう。200サイトくらい集めると、結構上位表示できるようになります。
注意点は、無料ブログサービスのドメインやレンタルサーバー社が提供する無料ドメイン(サブドメイン型あるいはサブディレクトリー型)のものはほぼ効果がないので、手法はどうあれ独自ドメイン運用のサイトからの被リンク獲得を目指してください。
Googleが推奨しない以上私も推奨はできませんが、もしリンクを買う際は、意味のあるリンクを買うようにしてください。
変なツールで数万件の被リンク等やらないように気を付けましょう。
どうせお金を払うのであれば、どのサイトからリンクされるのかわかるものにしてください。
万が一があればリンク否認ができますしね。
ベストは自然に被リンクがとれることですが、まあかなり時間がかかりますので気長に戦略的にやれる人限定かなと思います。私のサイトもなんだかんだ4年目なのでそれなりに稼げていますが、新規サイトで正当に運営しているサイトは1年かかってやっと月50万円ぐらいです。