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5Gビジネス⑥モビリティサービス

<注目を集めるMaaS>

電車やバスにおける高速移動中にも5G通信が可能になるので基本的な通信環境は強化される。その中で注目を集めるMaaS(Mobility as a Service)の略で多様な交通手段とユーザーの需要を最適にマッチングし「現在地から目的地まで移動する」ということを目的にモビリティサービスを提供する考え方である。

例えば、現在地A地点からタクシーでB駅で電車を乗ってC駅で下車をして目的地Dまでバスを使用するという場合を考える。これまではタクシーを利用する場合はタクシー料金を支払い、電車を利用する場合は切符を購入していたが、A地点からD地点までに使用する交通料金を月額サービスの乗り放題という形にすることで、支払いの手間をなくすなどシームレスな移動を可能にする考え方である。


<MaaSの先進的な取り組み>

2018年8月西日本鉄道とトヨタ自動車の「my route」サービスを開始。「my route」スマホアプリは公共交通機関とタクシーやレンタカーなどの商用車両、サイクルシェアや自家用車とさまざまな交通手段をまとめて検索(マルチモーダルルート検索)できる。
MaaSが最適化することで自家用車を所有していなくても移動できる。
トヨタ自動車ではすでに「自動車をつくる会社」から「モビリティ・カンパニー」へモデルチェンジしている。

ソフトバンクとトヨタ自動車の合併会社MONETテクノロジーズは「eパレット」という車を公開し、2023年に導入すると宣言している。eパレットは自動運転の商用車両であり運転する必要がないことから車の中を有効活用しようと車内のレイアウトを店舗やオフィスにするなど目的に応じて変更できるようなスタイルになっている。車というよりも「動く部屋・空間」に近い。車が移動の概念を超える


<ビジネスキーワードはB2B2X>

B2C、B2B(B to C、B to B)であったがこれからはB2B2X(B to B to X)へとビジネスが変化する。今までは、消費者や事業者に通信サービスを提供し、通信料金を得る形であったが、今後は事業者に通信サービスを提供し、その事業者が消費者または事業者にサービスを提供するビジネスへ変化していく。通信事業者がいかにセンターBを獲得できるかがカギを握る。センターB事業者は、エンドユーザーをどれくらい深く理解しているか、どのくらい顧客を獲得できるかが注目。



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トモーロ
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