授業の腕を磨く時に絶対に無くした方がいい考え
結論から言います!
自分がほめられたいから
という考え方です。ほめられると気持ちがいいものです。ただ、自分がほめられたいという考えは、周りも自分も不幸にします。
私がまだ若い頃、(今も若いですが 笑)
「授業がうまくいけば学級はうまくいくんだ!」
と、先輩から教えていただきました。よーし!やったるぞ!と、その言葉を信じ、算数を中心に授業力をとにかく磨きました。
・授業研に積極的に取り組む
・板書を毎回撮影する
・動画で振り返る
・・・(etc)
授業を楽しそうに受けてくれています。子どもは発表が上手くなりました。ノートの取り方が上手くなりました。
授業研究で講師の先生からほめていただきました。いいことばかり!!と、私は満足でいっぱいです。しかしある日、子どもから衝撃の一言を言われます
先生の算数の授業が嫌い!
・・・この一言!私にとって、衝撃的なできごとでした。
確かに、算数の授業中、楽しそうにやっています。しかし、私は楽しそうな活動をさえぎって、
「ノートの使い方が違う!」
「話し合い方が甘い!」
など、指摘指摘指摘の指摘魔になっていたのです。それもそのはず、授業が上手くなりたい理由が、
自分がほめられたいから
だったのですから・・・私の理想とする授業以外は認めたくなかったのでしょう。
子どもからその言葉を聞いた後、どうしたらよいかわからなくなってしまいました。
そこで、私の周りの先生を目で追う事になります。
私の憧れの先生は、自分がほめられる事に興味がありませんでした。では一体、何に興味があったのか?それは・・・
自分のクラスの子どもが成長する事
に喜んでいました。ここに大きな違いがあったのです。
ほめられる事に喜びを感じる私と、子どもの成長に喜びを感じる先輩
差は歴然です。その日から、考え方が変わってきます。学ぶ目的を「子どもの成長」に向けました。
すると、少しずつ変わってきたように感じます。
授業で同じ事をした時に、前だったらやらされ感で満載だった事が、今は
楽しい!
と、言ってもらえるようになったと感じます。私はこれからも、自分がほめられる事でなく、子どもの成長を喜べるよう学び続けていきたいと思います。
まだまだ実力は伴いませんが、私のこの気づきがお役に立てたのなら幸いです。最後まで読んでくださり、ありがとうございました😊
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