パチンコ屋のピアノと天才少年と俺とパチンコ屋の店員とロードバイクですっ転んだお兄さんの話
先日なんだけど池袋のパチンコ屋の店前に何故か設置されている電子ピアノで超絶上手い中学生男子(制服着てた)が椎名林檎の「長く短い祭」を装飾入れまくりのコテコテアレンジで弾きまくっててすごくて弾き終わった瞬間思わず俺が力いっぱい拍手してたら店員さんが出てきて彼のそばに寒いでしょうからとヒーターを置きながら一緒に拍手しててなんでそんな親切なわけ?このピアノはなんかナニかなんですかと思いつつ引き続き彼の次の演奏に聴き入っていたら車道の方からいきなりガシャーンって音がして振り返るとロードバイクのお兄さんが派手に転んでおり俺と例のパチンコ屋の店員さんが急いでそちらに向かうも幸い大きな怪我はないようで「大丈夫です」と言っていたし例のパチンコ屋の店員さんが対応してたのでまあもういいかと思い再びピアノ少年の方を見ると彼も椅子から立ち上がって心配げにしていたのだがそのうちまたピアノに向かって今度はおそらくアドリブでジャズっぽい演奏をはじめてそれがまたすごかったんで彼がちょっとひと休みしてる隙に思わずすみませんこの右手ですごく速いアルペジオを弾くとき指くぐりはどうしてるんでしょうかとか尋ねてしまったのだけど少年は「そうですねくぐらせてるのかなうーんたまにくぐらせてます」と親切に答えてくれてとにかくなんかいろいろ起きてよくわかんなかったけど何が言いたかったかというと街頭にピアノ置くとなんかみんなやさしくなってなんかいいからいいよねってことです。
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