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【書評】世界一過酷な競争からわかること
こんにちは!友為です。
今回は、「【書評】世界一過酷な競争からわかること」というテーマで、『アムンセンとスコット』をご紹介します。
『アムンセンとスコット』は同じ時期に南極点を目指した2人の様子を描いたノンフィクションです。アムンセンが南極点に到達し無事帰還できたのに対し、スコットは帰らぬ人となりました。このような違いが生まれた理由をお互いを比較しながら、書かれています。
違いは様々あるのですが、1番大きな要因となったのは南極点を目指す姿勢にあったように思います。
アムンセンは冒険者になりたいという内発的動機から、挑んだに対し、スコットは自分のキャリアのステップとして挑んだ点です。
アムンセンは知的好奇心に基づいたもので、どうすれば効率良く南極点に行けるのか?を入念に準備をしていました。例えば犬ぞりの犬をどの段階で殺して、それを食料にしていけば良いか?、ゴーグルはどうすればもっと良く見えるものになるか?など向上心が強かったように感じました。冒険そのものを楽しんでいるようでした。
一方でスコットは、外発的な動機のため冒険はあくまでも手段でした。冒険のパートナーがアムンセンは犬であったのに対し、スコットは馬といったところから、準備や対策が全く違う姿勢で取り組んでいるように思います。
目指しているゴールへの過程を楽しむ知的好奇心が無いと、人は思考停止になりやすいのかもしれません。
これは、自分の仕事でも同じことを言えるのでは無いかと感じます。お金を稼ぐための手段となると、どうしてもそれ以上、物事を考えることをストップしてしまいます。仮に会社員であれば、それほど給料は変わらないからです。
自分の人生を楽しむ上で、やはり知的好奇心や内発的動機に基づいて仕事に取り組んだものが、生き残るんだろなぁと思いました。
自分の仕事の取り組み方や姿勢を見直す1冊になりました。皆さんもぜひ、一度読んでみてください!