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あがき続けること。"Stay angry, stay struggling!"

何のCMだったか思い出せないが、ずっとサッカーを続けて30代で初めて日本代表に選ばれることを描いたものがあったと記憶している。トーマス・エジソンは、「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」と言ったという。東浩紀は、テーマパーク化する地球の中で、三里塚闘争の人の怒りに触れている。ふと思ったのだが、我々は怒ることを忘れてやいないだろうか。新型コロナウイルスによって様々な厳しい状況の方々がいる。確かに諦めてしまった方達(店舗を閉鎖するなど)もすでにいる。けれども、生きていくためにまだあがき続けれることは無いのか。何かに怒りを覚えないのか。そんな思いがふと湧いてきた。確かに、私はどちらかといえばこの新型コロナウイルスであまり厳しい状況になっていない立場ではある。だから戯言のように言われても仕方がないかもしれない。でも敢えてもう一度言う、「もっとあがいてみようよ。」

こう思ったのにきっかけは分からない。ひとつにはジョージ・フロイドさん殺害の影響はある。デモは暴動となっている場所もある。自分達の権利よりも、何かから開放されたい心の叫びでもあるかと思う。何かを壊さなくては気が収まらない。離れた場所から見ていると身勝手申し分ないのだが、歴史的なことを踏まえて見ると、なぜ肌の色が違うだけで差別されるのかという憤りを感じてしまう。日本での暴力を伴う闘争というと60年代の学園闘争から70年代のベ平連の認識である。それ以降は、何というかデモはあれども意味がるのか分からない状況が続いている。もしも教育によるものであればいいのだがと思うが、それよりも、何をしても変わらないのではないかという諦めが蔓延していると感じる。政治を変えたいというなら、選挙に行けよ!と言いたい。確かに、日本の通常のレールを外れると中々戻れないというようなことはある。そして、落伍すると元のレールに戻れなくなる。20世紀の後半のように指針がはっきりしていた時代ではそれでもよかったのかもしれないが、答えが見えない時代である。教育も変わって行くべきである。現状に不満を抱くだけでなく、怒りを思い出そう。感情は人生のエネルギーでもある。

私が近頃の怒りはやはり行政にある。第514回:「UR住宅餓死問題調査団」の結成、そして新型コロナウイルスによる今後の生活困窮に備えるための情報。の巻(雨宮処凛)を読んで頂きたい。何のための行政なんだよ!!!

この理不尽な世の中で生きていくために、「怒り」そして「あがけ」

スティーブ・ジョブズが引用した名言になぞるなら、「Stay angry, stay struggling!」かな。

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