#なぜ私はニュージーランドへ
日本ヤバイよ×ニュージーランドってすごい素敵な国だな=よし、マネできることを見つけに行こう
私は大学を卒業し銀行に5年間勤めた。面白いと感じることもあったけれど、1日12時間以上会社に拘束されて土日も試験勉強。
銀行員といえどボーナスも少なく、長時間労働やノルマのプレッシャーなどメンタルをやられて休職や辞めていく人を何人も見た。
私は海外旅行が好きで、フランスなんかは2~3ヶ月のバケーションがあったり、タイで店員さんがケータイいじりながら接客したり、そういう日本と違うゆるさというか、寛容な働き方に関心があった。
すごい働くわりに、失われた20年30年?、ちょっと方向転換しないと、経済成長どころか見えない貧困が広まっててヤバイんじゃないのと切実に感じていた。
このまま定年まで1日12時間以上会社にいる人生、耐えられないなと思って会社を辞めた。
海外は旅行で十分で、住むなら日本と思っていたけど(治安がいい・ご飯が美味しい・清潔感がある)、日本のお先真っ暗感もあるし、ワーキングホリデー制度を利用して1年間海外で暮らしてみるのもいいかもしれない。
すると、ニュージーランドという国が、日本以上に治安が良くて清潔(結果ご飯も美味しかった)ということがわかった。自然が多くてすこし田舎なかんじがあるのもいい。なにより気候が暑すぎず寒すぎず最高である。
ニュージーランドといえば、羊?くらいの認識しかなかったけれど、少し調べてみるとどんどん素敵な国だということがわかった。
原発ゼロ、移民が多い(多様性のある社会)、女性首相が育休をとった(女性の活躍・働き方と制度)(COVID-19の際の彼女の対応も素晴らしかった)、エコ先進国(エコ商品が多い:eco storeはニュージーランド本社)(実際に一般家庭では生ごみでコンポストをつくるのが普及していた)、マオリ文化の尊重(多様性・人権)、自然との共生などなど。
人口500万人の小さな島国(面積は日本の3分の2)は、経済的には名目GDP53位と話題にのぼらないが、もっと別の側面、多様性やエコなど豊かさの先進国でした。
経済成長の次のレベルでサステナブルな社会を目指していて、私がこんな生き方をしたいっていうのを国として実行していると感じたから、私はニュージーランドへ。
「金曜日のこの時間は道が混むのよ」
クライストチャーチにいたとき、聞いたセリフ。「金曜日は早帰りしていいのよ。14時とか15時とか。早帰りしなくてもいいけどね。」日本は深夜まで会社の人と付き合いで飲み会ですと言うと、「次の日も朝早いんでしょう?人は7時間以上の睡眠時間が必要なのに、それを守らない会社なんて」
「わかりません。担当の部署に問い合わせてください。」
はぁ。それだけ?と思った。何かの問い合わせをしたときにの返答。私だったら、”今はわかりかねるが調べていついつまでに折り返します。”となる。これがどんどん増えて終わらないので、残業になる。ちなみに、わかりませんと同じくらい親切な返答をもらうこともあったし、それが間違えていることもよくあった。人間だもの間違えることもあるよねって、完璧を求める人は少ない、クレームも少ない。
「日本に行ったことがあるよ。美しい国だよね。」
クイーンズタウンのレストランで働いているときに、よくお客さんから言われた言葉。それ以上に言われた言葉が「ありがとう。」席に案内したとき、注文を取ったとき、料理を運んだとき、お皿を下げたとき、会計のとき。お客さんは神様じゃなくて、友達に近い感覚で。私がお客さんに助けてもらってありがとうと言うこともたくさんあった。
「10月(2019年)に日本に行くんだけど、おすすめある?」
どのくらい行くの?「1ヶ月だよ。」ニュージーランドの会社は1ヶ月の休暇がある。海外旅行や国内旅行を楽しむ人が多い。みんなが代わる代わる1ヶ月休むって私からしたら引継ぎとかどうしてるんだろう???って疑問しかない。これについては詳しく聞きたいなぁ。日本でもできるかな。
ニュージーランドで掴んだストレスのない働き方のコツとは
ずばり相手に厳しくしないことかなと考えます。店員さん・お客さん・取引先がハードルの高い要求を投げつけず、間違いにも寛容でいることで、人間関係のストレスもないし、納期や残業も減りますね。私は今後これを意識して、実践できるところで働きます。
そもそも人生における仕事の比率が日本の半分くらいなんですけど、そのお話はまた次回。