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はじめての現地取材|初心者が学んだ3つのこと
こんにちは!私は現在、「旅を仕事のひとつにすること」を目的としたオンラインコース・POOLOJOBでの課題に向き合う日々を送っています。
どの内容も、旅先の経験をコンテンツ化する文章力や発信力を磨くために課されるものですが、とくにチャレンジングだったのは、実際に現地へ足を運ぶ「地域取材」でした。
そこで今回は、はじめて地域に赴いて取材をする方に向けて、私自身の体験とそこから得た学びを3つシェアしたいと思います。
1. 媒体の「企画意図」を正確に理解する
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今回の地域取材では、同じ関西圏に住む整体院を運営する知人に声をかけました。実際に院内にお邪魔し、インタビューと写真撮影を実施。事前に構成やスケジュール、想定質問などを共有して臨みました。
実際に録音した音声データを文字起こししていく中で、あらためて気づいたこと。それは、与えられた今回のテーマである「地域(取材先)の魅力を伝える記事を書くこと」に対して、事前に一生懸命考えた構成や質問が、そもそもインタビュイー(取材相手)の"人物像"に極端にフォーカスした内容になっていたということ。
今回は、私たち受講生の裁量にゆだねられた、より自由な課題だったがゆえに、テーマを正確に理解したうえでインタビュー形式も自ら考え、より柔軟に“企画”すれば良かった。そんなことをあらためて思いました。
お仕事としての依頼であれば、当然ですが記事の掲載先である媒体の「企画意図・テーマ」をしっかり理解しておかなくてはいけないな、と自らの初動を顧みた結果、反省したのです。
2. 限られた時間の中で「必要なこと」を聞く
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今回は、繋がりのある知人ということもあって、とても穏やかで楽しい取材になりました。
楽しく終えられたはいいけれど、後になって「もっとここを深ぼっておけばよかった」「事前調査で済む自己紹介に貴重な時間を割きすぎた」など、反省すべき項目が多数浮かび上がってきました。
会話が盛り上がって話が脱線することもあるため、そこはインタビュアーである私自身がしっかりと主導権を握って軌道修正すべきだった、と痛感しています。
取材中のインタビュアーの「質問の投げ方」「あいづちの打ち方」など、会話を誘導していくために必要なテクニックは身につけておくべきなんだな、とあらためて思いました。
3. 取材相手に対する感謝と配慮を忘れない
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これは「社会人のマナー」的なお話にも繋がりますが、取材には最低でも1時間、長くても2時間は必要です。
やはり、忙しい中まとまった時間を取材のために確保していただくので、早め早めの日程(スケジュール)調整と、テンポのよい連絡のやり取りは欠かせないと感じました。
また、相手が取材の一連の流れを大きく捉えられるように、インタビューの目的や取材を依頼するにいたった経緯、スケジュール、構成や質問内容もなるべく早めに共有しておくと、相手も安心して当日に備えてくれます。
お仕事でのクライアントとのやり取りにおいても当たり前のことかもしれませんが、己が思っている以上に丁寧すぎるくらいに伝えてちょうどいいのかもしれない、そんな所感もありました。
必要に応じてプライベートな内容にも触れることになるため、インタビューを受けていただいたこと、そのための時間を提供してもらったことへの感謝は最初と最後に必ず伝えました。
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取材記事の制作は、事前準備~記事完成にいたるまで多くの時間と労力を費やすものです。
けれど、記事が完成したときの達成感や、取材相手の人生観やキャリア・想いに触れることができる面白さもあり、経験できてよかったと心から思えています。
今回の内容が、少しでもこれから取材を経験する方の参考になれば嬉しいです。
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