歌劇だけじゃない。日本を代表する漫画家の聖地・宝塚
兵庫県宝塚市と言えば、「宝塚歌劇団」の本拠地。私自身、宝塚歌劇やミュージカル鑑賞が趣味のひとつでもあります。
…が、宝塚市の見どころは、それだけではありません。
日本を代表する漫画家の一人、手塚治虫氏ゆかりの地でもあります。
今回の記事では、私がはじめて「宝塚市立手塚治虫記念館」に足を運んだ記録について書き連ねたいと思います!
この日の目的は観劇ではなく、宝塚でランチをしてこちらの記念館に行くこと。何度も訪れている街なのに、まだまだ知らないスポットが多いこともあり、一度足を運んでみたかったのです。
ちなみに、この日のランチは以前も記事にしたお店にて。宝塚に来るとつい立ち寄ってしまいます…。
宝塚大劇場のすぐそばにある記念館。印象的な外観や「火の鳥」のモニュメントに存在感があって、観劇のたびに気になっていました。
手塚治虫氏は、1928年に大阪府豊中市で生まれ、5歳から24歳までを宝塚市で過ごしたそう。当時から宝塚大劇場や宝塚ホテルがあり華やかだったそうですが、ここでの戦争体験なども漫画の中に描いたようです。
山や川など、自然が身近な街での生活自体が、彼の創作に大きなインスピレーションを与えたんですね。
入って受付を済ませると、どこもかしこもキャラクターでいっぱい。少し奥へ進むと、手塚氏のプロフィールや年表などが目に飛び込んできます。
年表には作品の情報が分かりやすく反映されています。驚いたのは、本当に小さな頃から数々の作品を生み出していたこと。私自身は知らない作品ばかりでした…!
おなじみの「鉄腕アトム」をはじめ、たくさんのキャラクターたちの展示を見ることができます。近未来的なデザインがとてもユニーク。
2Fの企画展示室の作品以外は撮影OKとのことで、記念にパシャリ。
1Fは手塚作品の展示をじっくり見られる作りになっており、小さな映像ホールもあります。
この日は夏休みで親子連れがたくさん。「宇宙」をテーマにした映像会なるイベントも開催されていました。
お次は2Fへ。階段横の壁にも、過去作品についてが説明つきで分かりやすく書かれています。
企画展示室で特別展を観たあとは、お土産屋さんを物色。クリアファイルやマスキングテープなど、子供たちも興味津々のご様子でした。
最後は地下・GFへ。メカニックな雰囲気で、まるで漫画の世界に飛び込んだよう?
メインの「アニメ工房」では、実際に創作を体験できるイベントが開催されていました。夏休みの思い出作りにぴったりですね。
地下の入り口付近では、ブラックジャックやアトムがお出迎え。たくさんの方が記念に写真を撮っていました。
コンパクトな館内ですが、全フロア見ごたえたっぷり。
手塚作品の大ファンではなくとも、ワクワクする展示がたくさん。
「人間は、自然の一部である」という彼の想いや、小さな昆虫から宇宙の彼方まで広がる想像力を具現化したような空間でした。
芸術も自然も感じられる街・宝塚。近くにお越しの際は、ぜひ「宝塚市立手塚治虫記念館」もチェックしてみてくださいね!
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