![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66437336/rectangle_large_type_2_ae06a4ea39dc6d5c2b366420564f9a93.png?width=1200)
灯すラボ実験室Aの空間デザイン
うちやま百貨店が無事終了した。
僕は毎回デザイン関連を担当しつつ、
インターンの子たちとWEBサイトを作ったり、が主な役割。
今回はそれに加えて、「灯すラボ実験室A」のお披露目準備を進めていた。
小林産業 小林雄一郎さんの設計をベースに、
内装のデザイン、照明や家具等什器の選定をした。
毎度この段階にはあまり予算がかけられないので、什器の選定も結構大変。
予算がないとDIYが頭をよぎるけど、
DIYは予算を抑えるために、というよりは関わる人を増やすためにやりたい。
外観の顔になりえるフェンスは、ワークショップを開いてDIYした。その時の様子はこんな感じ。
おかげで立派なフェンスをみんなで作り上げることができた。作ることに関わってくれた人にとっては、この場所が人よりちょっと特別なものになったと思うし、ご近所の方々にも何かが動いている空気感を届ける事ができたかなと思う。
このワークショップは10月末、そこからバタバタと内装と什器の選定へ・・
出来る限り予算を抑えるけど、労力も無理ないものに。
それでも、ちゃんと理由のあるモノ選びをしたい。
毎回、僕が灯す屋内でしているデザインは、
主に代表の佐々木とざくっとしたイメージを共有して、
それを自分なりに噛み砕いて少しずつ具体的に表現していく作業。
今回共有したイメージは、
来た人が友達になれる空間
今回はこれを前提に色々と考えた。
ここに集ってほしい人たちを思い浮かべる・・
白川に暮らすご近所の方々。
有田とその近辺のおもしろい人たち。
どこぞからおもしろいことを嗅ぎつけてやってくる人たち。
暮らす場所にとらわれず、色んな世代の、多様な価値観を持っていておもしろい、優しい人たちが集まってくれるといいな、と思った。
そして、ひとまずこんな感じになりました。
ワークスペースはあまりカチッとしすぎないように、
壁面はほんのり温かみのあるグレージュ、天井・床・木部は濃すぎないブラウン。光によって、仕事・団欒と雰囲気を切り替えて楽しめる。
家具は予算の都合で、基本的にIKEAのもので統一。
グレージュとブラウンの空間に、良い具合に白・黒が効いたんではなかろうか。
当初はテーブルも購入予定だったが、色々あって自分で制作した。
結果的に、空間の中に一つでも、手作り感のあるものがあってよかった。
あとは、こたつ。
ここでずっと仕事をするわけじゃないけど、気分転換にはもってこい。
話をするのにも、自然と良い距離感。
BBQスペースは、ロータイプで統一。
火を囲んで、ゆっくり落ち着いて話をしたい。
照明は、ダウンライトで明るさを確保しつつ、ピンクとライトブラウンの吹きガラスシェードを採用。
めちゃくちゃ広くはない空間なので狭く見えないように抜け感のあるガラスのものに。
ワクワクすることが生まれる空間であってほしいので、照明に合わせた色で遊び心のある色ものを少し入れたり。
ワークスペース以外の照明も、極力シンプルで「電球」が見えるものにした。
これはおもしろい出会いから、ひらめきやアイデアが生まれる場所になってほしいという僕の想いをこっそり込めている。
どこか懐かしさを残しつつ、少し垢抜けた感じ。
かっちりとほっこりのバランスが程よい、僕たちらしいラボが出来たかな。
これからここで、どんなことが生まれるかワクワクする。