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新橋の名店 ザ・カリ

月曜日、週明け早々とても暑かった。
こんな日の昼飯は大体2択で迷う。

キンキンに冷えたぶっかけうどんを無心に啜るか、スパイシーなカレーで汗をかき、暑さを中和する選択肢の二つだ。
夏の昼飯はこの二つか、たまに変化球でざるそば、冷やし中華あたりでいい。

それはさておき、昼休み前後に時間ができたので、前々から気になっていた新橋の名店「ザ・カリ」にいってみることにした。カリーじゃないので要注意。

11時半開店とあったので11時20分ごろに到着するも外はすでに10人以上の列。
ワンローテ目は無理か〜と萎えつつも、どのメニューにしようかの時間が確保できたことでメニュー表と睨めっこ。
と書いてみたが、メニューは4つのみ。
エビと森のきのこカレーに気持ちを持っていかれつつも、ここは一番上で大半の人が頼んでいたビーフカレーを選択。
こういうところでいきなり変化球をチョイスできるようになると、人生楽しくなるんだろうなと思うものの、初めての店はおすすめに従うタイプ

列の進みも思ったより早く11時45分頃には店内へ案内してもらえることに。
店の中に入ると、ジブリの耳をすませばに出てくる「地球屋」を彷彿とさせる落ち着いたレトロな雰囲気を醸し出す店内と、めちゃくちゃ美味しそうなカレーを作りそうなマスター。
入った瞬間のスパイスの香りと店の雰囲気で名店たる理由を実感した。

注文を改めて聞かれ、ビーフカレーと答える。
ものの数分でカレーが注がれ、着丼?着皿?
着カレーか。カレーが運ばれてきた。

いただきますと1人でも必ず口に出していうべきという持論と共にいざ食べ始める。

一口カレーを口に入れた途端、サラサラとしたカレーでありつつもクミンやコリアンダー、スパイスたちの存在感がすごく、後から辛味もある。
こういうカレーを家で作れるようになれたらと
思いつつ色々味を探すも、到底1回目で味は盗めそうになかったので大人しく美味しく味わった。
付け合わせのジャガイモのカレー味のソテーが
かなり美味しい。というか、今まで食べてきたジャガイモ料理でかなり上位に食い込んでくる。
カレーと一緒に食べても、単体で食べても美味しい。30人に1人は、カレーよりあのジャガイモ食べに来てますって人もいるんじゃないかとか、くだらないことを考えていたら、スプーンは止まっておらずあっという間に完食。
そして、もれなく滝汗。ごちそうさまでした。

いや〜美味しかったな〜
1,000円したけど、近くにあれば通ってしまいそうな、昔懐かしさとスパイスカレーの醍醐味が共存している名店を背に、灼熱のコンクリートジャングルを進む月曜の昼だった。

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