【コロナ禍パリ旅行】滞在1日目①空港から市内への移動編
10/20(木)続き
シャルル・ド・ゴール空港を出た私は、案内掲示に従って電車乗り場へ。券売機ではなく、奥の窓口でどうにか「ナヴィゴ・デクヴェール、シルブプレ」を言うとスタッフのおばさんが「one week?」と訊いてくれた。
定期券に貼る証明写真(昔の履歴書用の余り)を渡すと貼ってくれて、一週間乗り放題のパスをチャージしてくれた。これをやってくれず、自分で券売機でやらないといけない場合もあるらしいけど、おばさんが親切な人で良かった。
そのパスを持ってRER(鉄道名)のB線の改札を通る。私の直前に改札を通った男性の後ろから汚い紙袋を持ったおじさんが素早く改札をすり抜けて無賃乗車していた。パリやニューヨークはこれをやる人が非常に多い。
実はこのRERのB線というのはパリ市内まで40分くらいで着くのでタクシーやリムジンバスより早くて安いけど、空港からパリ市内に入るまで治安の良くない地域を通るのでスリがいたりするらしく、ガイドブックなどではお勧めされていない交通手段。
ただ、旅慣れた人の口コミを見るとパリ市内しか停車しない快速に乗れば怪しい人は乗ってこないから問題ないというのもあり、コロナの影響でリムジンバスはオペラ座行き以外が廃止になって左岸派には不便なこともあり、私はRERに乗ってみることにした。一週間乗り放題パスで行けるし。
いきなり無賃乗車のおじさんを目撃して不安になったものの、快速が停車してたので乗務員のいる車両に乗って、4人用の向かい合った座席を独占してスーツケースと共に収まった。
乗務員は切符拝見の人だった。買ったばかりのナヴィゴを見せると手元の端末でピッとスキャンしてくれて問題なし。
電車は確かに治安の悪そうな地域を素通りしてたけど、私は4種類くらいダウンロードしていた配車アプリにこっちで使う携帯の番号を登録するのに忙しくて、あっという間にパリ市内に入った。携帯の電波も悪いし、4つのうち2つはクレジットカードが認証されなかったり、あらかじめ日本で登録してしまった日本の携帯番号を変更できなかったりして焦った。(今やり直したら出来ました)
アパートに一番近い駅はダンフェール・ロシュローだけど、ここはオルリー空港のリムジンバス発着地だからかスリがいるという口コミを見ていたので、2つ手前の治安の良いリュクサンブール駅で降りて、エレベーターもあったので苦労なく地上に出れた。
さっそくUberを呼ぼうとしたら、なぜか登録済みのクレジットカードもApple Payも使えませんという表示が…他の国で使ったことあるのに。それでもう一つのHeetchという英語とフランス語が混じったアプリでどうにか配車手配して、ドライバーの到着を待つ。
Karamokoという名前のアフリカ系のドライバーは英語が話せないようだったけど、車から降りてスーツケースをトランクに入れてくれた。発車してから何か話しかけてくるので、私の必殺技「すみません、私はフランス語を話せません。あなたは英語を話しますか?」をフランス語で言うと、どうやら彼は私に話しかけていたのではなく、AirPodsで誰かと通話していただけだった。
10分くらいでアパートに到着。8ユーロだった。Karamokoは最後まで通話してたけど、トランクからスーツケースを出して、笑顔で挨拶してくれた。ありがとうカラモコ。