院長の小言 vol.25
だいぶ朝方が涼しくなってきて秋の訪れを感じるこの時期。
皆様体調はいかがでしょうか?
夏の終わりをしみじみ感じております。
私が夏の終わりを感じるのは。
音楽番組で森山直太朗さんの「夏の終わり」を耳にし始めた時なぜか終わったんだなとしみじみ感じます。
夏の終わりってちょっぴり寂しい感じありますよね?
あんだけ「あち〜あち〜!」と夏本番は騒いでたんですけどね。笑
そこで東洋医学から見る夏の終わりの過ごし方を考えていきましょう。
東洋医学で考える夏の終わり
古代中国では万物を「木火土金水」の5つグループにわけて、お互いに影響しあうと考えていました。
五季をみてみると、夏と秋の間の季節は「長夏(ちょうか)」と呼びます。
中国では特に夏と秋の間の暑くて湿度の高い時期をこう呼んでいたのです。
日本では梅雨や夏の土用の時期を指します。
この時期には、体の外から暑邪(しょじゃ)や湿邪(しつじゃ)と呼ばれる邪気が入り、体調を崩しやすくなります。
暑い夏は汗をかいて体内の老廃物や陽気を発散させることも大事ですが、大量の汗をかくと水分とともに「気(生命活動のエネルギー)」も消耗し、怠さを感じやすくなります。
また、湿度は体に余分な水分をためやすく、
湿度を嫌う「脾、胃」の臓腑を弱らせます。
東洋医学では、「脾・胃」は食べ物を消化・吸収してつくられた気を全身に巡らせてくれたり、体内の水分代謝の管理を行ってくれますが、
この機能が落ちると、身体の重だるさや、むくみ、食欲不振、下痢などの症状が出るのです。
五行色体表の「五味」にあるそれぞれの味は、
同じグループの臓腑を調整してくれる作用があります。
「脾・胃」に関係する五味は「甘」です。
甘味を適度に摂ると「脾、胃」の機能を助けてくれますが、甘い物の摂りすぎは
逆に「脾・胃」の力を弱めてしまいます。
「甘」の主な食材
牛肉、鶏肉、豚肉、卵、もち米、そば、黒豆、かぼちゃ、とうもろこし、
トマト、たけのこ、山芋、エビ、アジ、キャベツ、さやえんどう、大根、
人参、牛乳、りんご、ぶどう、バナナ、ゴマ、はちみつなど
結局季節の食べ物を食べましょうって事になりますよね。
知っとくだけでも心が安心すると思います。
季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもありますので気をつけて乗り越えていきましょう。
追伸
唐突ですが、私は嵐の二宮くんが好きでして、
TBSで放送していた「ブラックペアン シーズン2」が最終回を迎えてしまい少し二宮ロスを感じています。
誰かおすすめのドラマを教えてください。
では。