The sound of the forest
この夏、湖の近くにある森の中で2日間、一人きりで過ごす時間をもらいました。
ほとんど人の気配が残されていない場所。
そこで感じたのは、自然のもつ透明感と果てのないような連続性です。
分裂、結合、増殖。常に流動し、変容する森の構造は、あまりにも混沌としていて、言葉では捉えきれません。
大きい小さい、とか、上と下、とか、持ちあわせた尺度は少しずつぼんやりとして、淡々とリズムを刻む、内からの小さな振動だけが、私に残された、ただ一つのものであるような気がしてきます。
いつしか、