14話 タイニーハウス
「広島大学のインターンを呼びたいんだけど、宿泊施設が無いの」
交流会で酒造会社のIさんからそんな言葉を聞きました。
かねてより会社の隣の空き地を何かに使いたいと思っていた僕は宿泊施設が良いのではと考えます。
しかしゲストハウス新築となると、かなりの費用がかかる。
では、小さな宿泊施設はどうか?
事業承継した経営者が使う事のできる事業承継引き継ぎ補助金を使い、小さくても本格的な建物、タイニーハウス建築計画を考えました。
複業人材プロジェクトの際に登場した行政書士のN君に手伝ってもらい、デザインはもちろんDさん。
しかし、またまた新規事業のチャレンジ。今度は広島市内のcampsという場所で新規事業創出プロジェクトであるビジネスDASH部に参加します。
当初はペットと泊まれる宿にしようかと画策していたが、結局は泊まれるモデルハウスというコンセプトになりました。
田舎の遊休不動産の有効活用が狙いです。
補助金も無事に採択され、タイニーハウスは完成。
タイニーハウスという宿泊施設単体ではさほどの需要は無いけども、大学生の安芸津フィールドワークの拠点となったり、移住希望者の方に泊まりながら安芸津町を感じてもらうなど、まちづくりに宿泊施設を掛け合わせることで多彩な活躍をしてくれています。
thirdと同様に安芸津にプレーヤーを呼び込む仕掛けにはかかせない存在になりつつあります。
またタイニーハウスの清掃作業は近くの就労支援施設にお願いしています。人件費を安くするためではなく、しっかり作業賃を支払うことでお互い持続的に経営していくための取り組みです。
ぜひ一度、泊まりにいらしてください。お待ちしております。
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