【本音エッセイ】手段と目的がすり替わる。焦りに呑まれる。
今回も、また下書きのnoteをほっぽり出してきました。
ここのところ、主業や複業の進捗が思わしくなく、メンタルが削れていく結果、あろうことかnoteまで前向きさを失いそうになるという危ないところでした。
ただ、正直いつも通りです。
①イヤな空気に気づく
②少しずつダメージを食らっている自分に気づく
③何度か内省し整理する
④宝物の輝きを再確認し、ようやく抜け出す。
きっとわたしたちは、こうして気持ちやレベルが上がったり下がったりしながら、少しずつ歩みを進めていくのでしょう。
ようやく、今回の出口を迎えられたので、そのことについてまとめたいと思います。
数字を魔物に変えたのは
わたしは、数字がスキです。自分が立てた仮説が正しいのかという検証になりますし、ダッシュボードとにらめっこしながら戦略を考えるのがスキです。
そんな最高の相棒であり、わたしの剣であり盾だったのですが、気がつけばわたしは数字に呑まれていました。
きっかけは主業の仕事。わたしが責任を持っている数字が悪くなり、会社全体でリカバリーをかけにいくムードになります。わたしが営業から身を引いたのもこういう空気が嫌だったからで、ここから段々メンタルがやられていきました。
*とは言え、実はこの「イヤ」には、何を嫌っているのか、どの部分がイヤなのか探っていくと自分の思考のクセ(認知の歪み)が見えてくるのですが、その部分は、別なnoteで詳しく触れていきたいと思います。
複業やnoteにも侵食していく数字の魔物
さらに、この成果を数字でしか見ない魔物は、複業はもちろん、なんと心のよりどころであるnoteにまで侵食してきました。
複業では、各案件の進みが少し悪くなってきたことに焦り、報酬の金額ばかり気にする始末。
さらに、noteではフォロワー数や仕事の問合せ数などに意識が行くようになっていました。
完全に数字に呑まれて、焦って慌てふためいているだけでした。
目的を思い出して!
改めて自分がやりたいこと、理想の姿を考えていました。
でも、それだけでは余計に自分を苦しめるだけでした。
まぁまぁ、落ち着きたまえ、わたし。
ここで脳内イケオジ紳士(50代くらい)を召喚することにしました。
綺麗な白髪が素敵で、執事のような服を着ています(ただの好み)。
執事オジ:アートの仕事が取れなくても、本当に大事なことは何だね?
⇒美術館に行って、自身のアウトプットのために刺激を得ること。発信すること。
執事オジ:複業案件は、昔のnoteで何と言っていたかね?
⇒思うように進まないこともある。お金の部分で焦るなら手を挙げ続ける。
執事オジ:noteを始めたのは何のためだったのかね?
⇒収益化や問合せは後でいい。まずは価値観が合う人や理想に向かって動いている人、リテラシーを高めようとしている人たちと繋がって、そこから、お互いの得意なことをお願いし合うような形になればいい。
人と人が先。応援したい人にお金を払って何かをお願いする。その逆もしかり。それは関係性の後にある。
そうだ、そうでした。ありがとう、執事オジ。
自分でもよくないカンジや、うまく行っている感覚はわかる。ただ、うまく行っていないときの戻し方に毎回苦労して、そんなときほどうまく行っているときの感覚が遠く感じて…。
でも、だからこそ、愛おしい
ただ、それも愛おしいとわたしは思います。例えが適切でないかもしれませんが、時々パートナーとケンカするとき、いつもこんなカンジでした。
「あのときも乗り越えたから大丈夫」という気持ちもありますが、しかし、そんな楽観的なことも言っていられません。
確かに、経験値は積み重なっているとは思いますが、毎回必死に向き合って、なんとか乗り切ってきたつもりです。
でも、それでいいんだと思います。
慣れてはいけないことだと思いますし、あるいは、そうやって少しずつ難しいことや新しいことにチャレンジしようとしているからこそ、こうして悩んだり、また乗り越えていったりしていくんだと思いました。
そして、今の感覚で見たら、たくさん大切なものはありました。
正直に言います。
すのうさんのコンテストに入賞できなかったこともちょっとあったと思います。ですが、応募する=入賞しない未来もあることは当然です。
しかもどうでしょう。すのうさんのコンテストの参加者数や参加されたnoteのスキなどと比べてばかりいました。
数字に呑まれ、人と比較する。
暗黒コンボですね。
でも、気づきました。
今回の自主企画「#灯火Art Week」は、メンバーシップの方以外からもたくさんご参加いただき、本当にありがたいです。
また、わたしの紹介記事もいただきました。
・話をしてみたい
・その人の「源泉」に迫りたい
・もっと関係を深めていきたい。
そう思える出逢いに溢れていました。
自然はいつもそこにあります。
どう見えるか、どこを見るかは本人次第。
輝きが遠のいたり、急に愛しく見えるのは本当に面白いですね。
わたしの目に映る紅葉も色づきが増したようです。
▽自分でやってみた初めての企画「灯火Art Week」