スキには勝てないよ。だって、スキは突き抜けるから【SEOライターが辿った道】
今回は、スイさんのnote 2年間の軌跡をまとめた記事に、大いにインスパイアされて、書くことにしました。
▽今回の記事を書くきっかけをいただいた、スイさんのnote
(わたしが書いた、スイさんの選書サービスの感想noteも紹介いただいています!)
わたしが、「SEOライター」として、いわゆる”特化型ライター”になったのは、メインのお客さんがSEOコンサルだったからでした。
ただ、その上で月に何回もセミナーをやるようになったのは、実際にGoogleにインタビューしたことがある方から、あの有名な「10の事実」の背景について伺ったことがきっかけです。
確かに、アルゴリズムは変わり続け、ときどき大改編が訪れますが、本質的なことは変わっていない、自分が大切にしていることは間違っていないと、確信を持てたからです。
それが何かというのは、もう少し順を追って説明させてもらえたらと思います。少しだけ、何があったかを話させてください。
1.SEO対策や、オススメに疲れた日
先に紹介したnoteでスイさんも語っているように、SEOやセールスライティングを日常的に行っていると疲れてしまう方も多いと思います。
わたしの場合は、キーワードをしつこいくらいに繰り返すライティング(当時のSEO対策の一つ)に「スマートじゃないな」と思い、かつ、自分でも大して”いい”と思っていないものを、競合と差別化できる要素を探しながらオススメしていくことに食傷気味になっていました。
この辺りから、「自分が心からいいと思うものを、全力で広めていきたい」という、今の活動に通じる想いが少しずつ醸成されていったのだと思います。
2.パッションがSEOに勝った日
そんななか、個人事業主として独立し、自身のHPを作りました。
そして、HP内のコラム記事では、ビジネス的に必須な要素以外は、「自分が心からいいと思うもの」だけに注力するようにしました。
結果として、わたしが全力で良さを伝えようとしたプリキュアに関する記事は、SEOで公式のスグ下に表示される結果となりました(2018-2019年当時|当該HPは現在閉鎖)。
そこからHP経由で、誰もが知る大手企業の案件や、業界で最大手の協会からご相談いただく形になりました。
*もちろん、そうしたありがたいご縁をいただきつつも、安定して案件を回せなかったのが個人事業主時代の反省です。
3.好きなコト × マーケティング目線で、道を開ける!
「好きなことで生きていく」という考え方は、わたしはどちらかというと否定的です。
他方、スイさんも触れていたように、いわゆる「お作法」=ライティングのテクニックだけでは、みな似たような文章になりがちで、面白みのある文章にならないという側面もあります。
もちろん、それは、今ウケている=ニーズがあるものを参考にするためという、構造上の特性もあると思います。
そのため、
・熱意のあるテーマで
・ライティングの作法を押さえつつ
・同じテーマで先行している方を参考にしながら
・数字も見つつ、PDCAを回していく
という流れになります。
「うーん、めんどくさそう…」と思いましたか?確かに、これだけ聞くとめんどくさそうですが、例えば、自分がスキな分野ならどうでしょうか。
わたしが中学生ぐらいのとき、あまりにゲームにハマりすぎて、まだインターネットがない時代に、ゲーム攻略雑誌より先に隠しキャラの出し方を見つけたことがありました。それは誰に言われたわけでもなく、ただ、そのメーカーの癖や過去作から「たぶんこうじゃないか」と試行錯誤を繰り返していた結果です。
攻略本も買いながらも、書いていないことも とことんやり込むような過ごし方をしていました。
なぜか、それはスキだからです。
夢中になれば、教科書に載っていない、正解がないことなど気にせず、自分なりに調べて、検証をしたりしていませんでしたでしょうか。
そう、その気持ちです!
つまらないと思っていることも…
そして、もう一つ大切なことがあります。
それは、やってみれば見え方が変わるということです。
例えば、お恥ずかしながら、個人事業主として独立前のわたしは、やったこともないくせに社長の仕事振りを悪く言っていました。現場のわたしたちと”やるべき仕事の階層が違うこと”も理解していませんでした。
また、事業を軌道に乗せられず、日々の生活費を稼ぐために日雇いの派遣のバイトもやりました。30半ばを過ぎて日雇い派遣の人間に向けられる目は、必ずしも温かいものではありません。
ひたすら叱責される現場もありました。しかし、最後に頭を下げ、今日のお礼を言って帰りました。そのほうが自分に対して胸を張れると思ったからです。
今日限りですし、そもそも、こうした所に来ている原因は自分の力不足です。会社員ではない目で見ると、事務所の広さや人員の動き方などからお金の流れを考えてみたりとまったく見え方が変わっていました。
改めて、「好きなことで生きていく」こと自体は、すごくいいチャレンジだと思います。ただ、そこに至るまでは普段の生活を維持しながら、チャレンジをしつつ、堅実に回していく感覚を決して忘れないでもらえたらと思います。
4.とにかく、「打席に立つ」こと
収入を上げたい、チャレンジしてみたい、そういう方に言えることは、よく言われるとにかく「打席に立つ」回数を増やすことですが、フィードバックや「選ばれる/選ばれない」プレッシャーがない場でいくらやっていても、ご自身の経験値には繋がりにくいということです。
もちろん、並行して未来を見据えた行動としてやるのはいいと思いますし、わたし自身もnoteの収益で一定額以上を見込むのは、かなり後のほうに設定しています。
ただ、それは会社員やパラレルワークの収入があるからで、本当にnoteだけで収益を上げようと思ったら、違うスタイルの発信をするか、案件獲得のプラットフォームに注力するかのどちらかになると思います。
*つまり、人とのつながりを重視したプラットフォームで直接販売すること自体がかなり難易度が高いということですね。もちろん、一番売れているコンテンツを手掛ければ、一定売れるかとは思います。
大丈夫、最初は誰も実績はありません。実績がなくても、案件に手を挙げ続けることもできますし、もし、実績がないことが受注につながらない原因なのであれば、最初は知り合いの方などにモニターで受けてもらって実績やフィードバックをもらう。それを実績として公開していく。
最初の内は、報酬が少ないものでいいから経験を積ませてもらうなど、やり方は色々あります。
「ラクして稼ぎたい」「何となくテキトーに自身を発信してればファンが付くのでは」という方ではなく、ちゃんとなりたい自分の理想像があり、そこに向かってやっていける方。そういう方は、見せ方や方向性を一緒に考えることはできますので、もしその部分で悩んでいる方がいたら、ぜひご相談ください。
5.最後に、Googleが教えてくれたこと
だいぶ引っ張ってしまってすみません。冒頭に紹介した「10の真実」についての話です。
Googleは、その時々で重視している指標などはあるが、本質的には評価されるべきコンテンツを上位に上げているということです。それを小手先のSEO対策でハックされかけたものに、テコ入れを入れているという構図でした。
そのため、わたしがSEO講座で教えていたことは、とにかく、本質的なコンテンツを作るために、強みの整理とターゲットや商材の設計。
そして、何よりも自分がストレスを感じるものを作らないことでした。
例えば、わたしが自分で使っていてストレスを感じるものは、
・探しているページが見つけにくい
・目的のページにいくまで、階層が深すぎる
・意図が透けている、見え見えな誘導(うざいアプリ広告とかそれですね)
などのものです。
熱量が入り過ぎてかなりのボリュームになってしまいました。もう少し直接的・具体的にどうすればいいのかということは、耳が痛い内容も入ってきてしまうと思うので、有料記事としてしっかりまとめます。
そして、上から目線で偉そうに語ってしまいましたが、わたしもまだまだ「第二創業期」として、本当に自分がやりたいことに向かって突き進んでいる最中です。
お互いの目標に向かって、一緒に進んでいく方を募集していますので、気になる方は、こちらのnoteも見てもらえたらうれしいです!
今日のトップ画像は、椿さんのイラストを使わせていただきました!
エール・投げ銭的な形でいただけるとうれしいです!わたし自身もエシカル消費的な発想が好きなので、お互い応援したい人にサポートしましょうね!いただいたサポートは、お気に入りの文房具やツール関連の費用に使わせていただき、noteでも紹介しますよ!