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秋篠宮家の廃嫡論に辟易
秋篠宮家の一族廃嫡、それやったら何が将来おこるのか。
愛子内親王殿下が、典範改正によりご即位されても、有事に摂政となる皇族がいないことだ。
もし外遊やご病気などで愛子内親王殿下(天皇)国内の執務不可になった場合は、誰が摂政やその代わりとなるのだ。
*皇室典範第十六条*
…天皇が、精神もしくは身体の重患又は重大な事故により、国事に関する行為をみずからすることができないときは、皇室会議の議により、摂政を置く。
摂政は、成年に達した皇族が以下の順序で就任する。
1皇太子、皇太孫
2親王及び王
3皇后
4皇太后
5太皇太后
6内親王及び女王
まず、愛子内親王殿下が典範改正により承継可能となった場合、その配偶者は皇族になれるのか。日本国では未だ一度も、皇族と縁のない男子が皇族になったことがないと記憶する。
では欧州各国の例だとまちまちで、既存までの女王配偶者の例では基本的に「王配殿下」であり、デンマークのヘンリク王配のみ、本人の強い願いを受けて妻女王から王子に遇された。
イギリスでは女性王族の配偶者には昔、爵位の授与を行ったが今では平民籍のままである。
このようなことで、秋篠宮家を丸ごとなくしたら、いざ誰が摂政となれようか。
わが国には、5人の天子が維新以降に君臨されたが、それでも近く大正天皇の御例があられる。その際は子息の裕仁親王が摂政宮となられた。
私は男系支持であるが、その場合でも同じだ。愛子内親王殿下が御結婚されたら、同じ状況になる。
傍系皇族の復辟。または五摂家による摂関の復活など。
このことを指摘するものは皆無である。
学者も知っておきながら、自分の意見を通すために無視している人もいると聞く。誰とは言わないが。
「もし私が女性あるいは女系を容認する」としたら、そのひとつはこの「摂政宮家として文仁親王ー悠仁親王の系統を残す」ということも、旧宮家などの元皇族を復籍させないなら考えねばならぬ、摂政が立てないなら緊急時に備えられぬ。
記紀にあるが、景行天皇の晩年の宴で稚足彦皇子が提言したことを思い出してほしい。
天皇は問うた、なぜお前は宴会に来なかったのだ。稚足彦皇子、答えるに「誰も参加して宮中に不在では非常時に備えられませぬ」
これに感心した景行天皇は、稚足彦皇子を皇太子とし、次代の成務天皇となった。