立てた戦略の道、ほんとに信じて進んでいいの?
こんばんは!Connelva(コネルバ)のせきともです。
今日は今コネルバで進めている「戦略」「課題設定」の仮説検証について、フレームとしての整理がてらコネルバでも進めている内容を共有します。
普段からこういうことを考えているので、少しでも参考になれば嬉しいです。
切り捨てろ、それが検証だ
完璧思考ではなく、仮説思考で進んでいくのが大事なスタートアップのアジャイル開発ですが、そもそもなんで戦略を立てるんだっけという話から。
戦略について話すと長くなりますが、それは別の方がいくらでも記事にされていると思うので割愛しまくります。
端的にいうと、戦略は軍事的背景が由来。
限りあるリソースを、課題設定のために、どう割くかを決めていくということが源泉だと理解してます。
つまり、戦略はありたき姿(未来の姿)と、現状(今の姿)を比べた時のギャップを埋めるべく、
使える資源をどんどん上げていって、その中でもっとも良さそうな塩梅を決めることで、なるべく効率的にゴールに向かうということです。
なので、基本は切り捨て型でいく。
そのためには、最初に選択肢や考えうる状況を洗い出しておく。
そして、その中でどれを選ぶかを、基準を持って選ぶ作業が、「検証」であると考えます。
今日シェアするのは、その基準の話です。
①事例を出しまくる
よく、まずアンケートだ!まず調査だ!とか言い出す人がいますが、世の中の先人はすごいんです。
これまでの地球上には、自分たちが考えているものと違うようで同じようなものが、ゴロゴロ転がっています。ネットで探せるようになったので、なおさらです。
まずは事例を出し、ああでもないこうでもないとチームのサービスに当てはめていくのは、周辺情報の蓄積とともに、チーム内での認識統一のためにも大変有効です。
その事例の中で、いいなという事例をピックし、STPや4Pを中心としてマーケティング戦略などの参考にします。
コネルバの場合、仮想敵となる市場がいくつかあります。(オンライン会議ツールや、イベント検索、SNSももしかしたらそうかもしれません)
そこでどう戦い、あるいはどう新たな軸を入れて、どんなターゲットに選ばれるかを検討しています。
②リサーチする
これも、やってるようで体系的にやってない人が多い。
ネットだけではありません。いろんなリサーチありますが、主にネットや書籍など、いわゆるデスクリサーチというやつです。
これをしていると、こんなものもあるんだ、あんなものが出てきたなど、市場や潮流含め全体像がぼんやりと掴めてきます。
事例を出すのと近いですが、市場の規模感など含め様々な情報を手元で用意しておくステップをきちんと踏む、というのが案外重要です。
③体験する
コネルバの場合、せきとも自身の体験が元になった課題感なので特にそうですが、盲目的になってしまうことが多い。(しかも、それをさもそれ以外にはパターンがないかのように堂々と話したりしてしまうからたちが悪い。。)
とにかくいろんな体験を、生でやってみるというのが、大変ですがいい検証材料になります。
コネルバであれば、(コロナでリアルイベントに参加するのは難しいですが、)オンラインイベントには色々顔を出してみています。
特に、使用するサービス違い(競合になる可能性のある市場のサービスALLで)のイベントにはなるべく参加するようにしています。
そうすることで、ユーザーの気持ちに立つことができるので、自分に関係が薄いものでもなんとなく、なんとなくではあるけれど理解が深まり、
そこにニーズができそうか?ペインがありそうか?を感じることができます。
④マーケティング・リサーチ
ここら辺で、初めていわゆるマーケティングリサーチがきます。
私はもともと大学でこの辺りをメインで専攻していたのですが、マーケティングリサーチといっても広い。
いろんな方がまとめてはいますが、
やりやすい手法としてこれまでマーケティング畑でない人にオススメするのは、アンケート調査と、デプスないしはグループインタビューですよね。(エスノとか、日記とか、チャット形式とか、電話とか、集合とか、もう上げ始めればキリがないし分け方も様々なので、この辺りは別の方のブログ呼んだり、マーケティングの本を買ってみたりしてもいいかもです)
でも、(こっからが重要、、)
僕は、正直なところ新規事業にアンケート調査は向いていないと考えています。アンケートはある程度予定調和的になってしまうし、パネルバイアスもあります。ターゲットでない人に答えられる可能性もあります。
そして何と言っても、人は「言うだけはなんでも言います」。大体の人は、実際に行動してなんかくれません。
実際に行動してもらわないとイノベーションも始まらないのが新規事業ですので、そのためにもリードを獲得しながら初期ユーザーの潜在ニーズを引き出せるデプスインタビュー がオススメです。
そして、これまでの経験上の体感として、
そのインタビュアーは、当然ながら専門家がやるべきです。(少なくともマーケティングを少しは勉強した人がベターなので、もしチームにいなければ率先して勉強しましょう。その時に、体系的知識も重要ですが、事例を探しましょう。こんなこと言ってる僕もまだまだ勉強中・・・!)
そして、我々もインタビュー相手を絶賛募集しております。
こちらから、サポーター、ないしアドバイザーとして是非ご連絡ください!
⑤身近な人に聞く
今日たまたまCampfireの勉強会があり、中の人も言っていたのですが、周りにもリアルに聞いてみるというのは結構大事。クラウドファンディングも、新規事業立ち上げてたら当たり前に知ってる人がほとんどだし、やったことある人もいるし、少しでもお金を払ったことがある人も多い。
でも、世の中そんな人ばっかりじゃないんですよね。
だから、自分のサービスも自分がいい!と信じていても、思い込んでいるだけという可能性は十分あり得ます。
是非とも生の声を聞いてみましょう。
ちなみにコネルバでの僕は、課題や事業、サービス名なども、よくうちの妻に相談しています。笑
(僕の場合、本業では守秘義務でそうもいきませんが・・・新規事業はその辺りガンガン周囲を巻き込みたいところです。)
⑥テストする
最後です。
元も子もありませんが、最終的にはそんな課題があるか、誰も知りません。
なので、自分の信じた部分をミニマムで作ってみる、そして作ったMVPを徐々に改善すべくアジャイル開発していく。
その中で、ユーザーの声にしっかり耳を傾けていくということが大切だと思っています。
まとめ
検証についてまとめてみましたが、事業を考える人間にとっては、何と言っても最初の仮説を愛せるか。
自分が信じて熱量を注げるものが、なんでそこまで熱くなれるかを考えるというのが大事ですよね。
コネルバでいうと、僕は本当に出会いが減っていいビジネスを始められていないし、サクッと話せるオンライン環境を皆が持っているこのコロナ時代に生まれて嬉しいので、そこにイノベーションをぶっ込みたい。
みたいな話です。
そして、愛した仮説だからこそ、丁寧にチューニングしていくのが検証の醍醐味だと思います。
まずは大きな視座で最初のゴールを決める、課題を設定するところに頭をしっかり使い、大きな戦略に愛を注ぎつつ、
とはいえ、ゴールは自分で決める可動のものなので、検証をしてGo!となってからも、小さなPDCAと大きなPDCAを回し続けるのは終わりがないものです。
開発作業に入っていく前の検証も重要ですが、動き始めてからの細かな検証やその結果に基づいた打ち手のブラッシュアップが大事だとすると、開発に向けた準備もドンドン進めていかねばという状況です。
さて、長くなりましたが今日はここまで。
開発はまだ先ですし、チームの巻き込みも難しいところですが、
徐々に課題が見えてきている気もするコネルバに、乞うご期待!
スキーム、なるほど使えそう!と思った方、
サービスいいね、と少しでも応援していただける方、
是非フォロー&スキをお願いいたします。
アディオス!良き週末をお過ごしください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?