【膝】膝関節伸展制限について-評価の仕方-
こんにちわ!
先日は臨床の勉強の仕方について書かさせていただきました。
誰か一人でも構いませんので、参考になったら幸いです。
理学療法士としてスキルアップをしても給料があがらないとよく言われており、実際にそうかもしれませんが患者さんの症状を取り除いていく専門家としては常に自分の持っている知識をアップデートしていかないといけないと個人的には思っています。
それができる人は私は素晴らしいセラピストだと感じます。
本日ですが膝関節の伸展制限の評価法について書いていこうと思います。
膝関節伸展制限因子について
結論からいうと膝関節伸展制限因子はかなり多くあると思います。
ちなみに膝関節の伸展制限因子として真っ先に思い浮かぶものはハムストリングスかと思われます。学校でも膝関節の伸展制限としてはハムストリングスの短縮が多いとよく聞かされたような気がします。
じゃあハムストリングスのストレッチをしたら制限とれるじゃん!
って思って理学療法士となり臨床でいざやってみると
「あれ、そんな変わらない…」
と新人時代に経験してました。
今考えると当たり前じゃないか、と思います。笑
膝伸展制限=ハムストリングスの短縮
と思い込んでいる方がダメですね。甘すぎですよね。
きちんと評価をして介入するポイントを定めることが当然大切です。
制限因子の一つ一つ細かい部分に関しては後日説明させていただきますので
今回は評価の仕方を書いていきます。
膝関節伸展制限因子の評価法
ちなみに私が実際に臨床で行っている方法です。誰でもできると思います。
症状の程度によっては痛みが出ることもあるので、必ず患者さんのことを配慮してゆっくりと行うようにしてください。
評価法ですが
といった形で私は進めております。
これで今まで見てきた患者さんでも伸展制限因子をある程度見極めることができ、介入するポイントを考えて治療に進めることができます。
私の経験上ではこの評価を始めてからかなり膝関節伸展制限の制限因子を見極めれるようになってきました。
膝を他動的に伸展させた時に、膝の前上面・前下面・後内・後面・後外側などと患者さんによって突っ張る場所が変わってくると思います。
この評価を繰り返していくと患者さんによっては1回目と2回目で突っ張る場所が変わってきたりします。伸展制限因子を一つだけと決めつけずに、評価をして仮説を立てて検証して、を反復して治療を進めていきましょう。
まとめ
今回は膝関節伸展制限の評価法について書かさせていただきました。この評価法のポイントは患者さんと協力して制限因子を見つけていくことです。
患者さんにもしっかりと膝周囲のどの辺に硬さがあるのかを感じてもらいつつ、セラピスト側も触れている手でどこに硬さがあるのかを感じて、お互いが理解できるようにしていくことが大事です。
変形性膝関節症の患者さんなどでぜひ活用していただけたらと思います。
また後日、細かい制限因子については書いていこうと思いますのでお楽しみに。
ではでは。