選考会を終えて
選考会、10/10に終わりました。
落選でした。
講義内で先生達が直に作品を選んでいく光景、あまりにも胃への負担が大きかったです。正直思い出したくないかな。貴重な経験をさせてもらったとは思いますが。
実は、10/10の選考会直後、帰りの電車で書いた2,000字くらいのnoteがあるのですが、内容があまりに荒れているのでさすがに没となりました。2つ目の記事が没て。
私のnoteなんだし感情そのまま綴っていいだろうとも最初は考えていたのですが、なんか下手したら炎上しそうだし、しかるべき場所からちゃんとお叱りを受けそうだったので…。
下書きのまま残しておく事にします。自分だけが見返せるように。
で、きっちり落選となったわけですが、そのダメージを未だに引きずっています。三連休で回復する予定だったけど全然だめね。
ずっと体が重く、起き上がる気力がなく、ぼーっとしては時々呻き、日が落ちてから夜闇に紛れるように体を小さくしてあてどなく外を歩き、ベンチとかに座ってでっかいため息をつくような過ごし方をマジでしていました。
あと、現状イラスト系のSNSも見れてません。選考会、選抜展の話題に一切触れたくないからです。
誤解されたくないのが、選抜展に選ばれた人たちの事は本当に祝いたいしおめでとうと思ってます。でも、まあ、それはそれとして複雑は複雑だから。
選抜展終わるまでこのままにしておこうかしら。別に更新しないといけない事もないし…。
更に言うなら選考会に持って行った絵も未だにカバンに入ったまま玄関に放置されていて。見たくなさすぎて捨ててしまおうか、破いたら少しは気が晴れるだろうか、とずっと考えていました。
ずっと玄関先で禍々しい気を発しているような気さえします。軽く呪物かも。カバンすら視界に入れないようにしています。
……改めて書き出したらガッツリ凹んでますね。この落ち込みが現在進行形なのが怖い。こんなに心地よい秋晴れの三連休に何してるんだか。元気があれば公園でスケッチとかしたかったよ……。
そんな状態だったのでnoteもしばらく書けんなこりゃ、と思っていましたが、ちょっとだけ、ほんの少しだけ気持ちが前向きになる事がありました。
映画、「ルックバック」を観たんです。
※以下内容のネタバレ含みます。
原作漫画が公開された時、パラパラーっと一気に読んで、へーって感じで終わった作品が映画になったと。それで、評判が結構良い事も知ってました。
ただ映画を見るモチベが特にない時期の公開だったので、まあ…配信サイトで公開されたら見るかーくらいの気持ちでした。
でも今日、あんまりにも良い天気過ぎるし部屋にいたら唸ってるだけだし、どこか近くて人の少ない場所に出かけたい…と思い、ふと映画なら、とスマホで調べたところ、まだルックバックが上映されてたんです。
7月公開とかじゃなかった?まだやってるんだ…と思いつつ、「観てやる気が出た」的な前向きな感想をちらほら見た気がしたので、それなら行くか…と重い腰を上げました。
結論。これがまあ良かった。
すごい、藤本タツキってすごい。天才かも。
漫画読んだんじゃ?という話ですが、鳥頭故にほぼ忘れていたのでかなり新鮮に観れました。58分間とは思えない密度。
途中までとんとん拍子に成功していくものだから、あーこれサクセスストーリーだっけ、今の私にはちょっとキツイな…と思った矢先の展開。
前向きなラストと言えば一応そうだけど、爽やかさとは遠い、仄暗く静かな中に煮えたぎるような感情が伝わってきました。
主人公はこれからもずっと漫画を描き続けるんだろうなと確信できる。
京本みたいにめちゃくちゃ自分の作品を褒めてくれる人がいたら嬉しいだろうな〜、そんな事言われたら全力で頑張れるからそこは羨ましいと思いつつ、主人公、めちゃくちゃ努力家なんですよね。自信家だけど胡座をかかずにちゃんと泥臭い努力してる。最後だって京本がいなくなっても描き続ける。内に秘めたパワーがすごい。
なんか、そんな作品を観た後だと、選考会用の作品を捨てるだとか捨てないだとか、どうでもいいな……って気持ちになりました。
私にとって選考会がゴールなのか?と。駄目なら駄目で次を描いたらどうだと。丸まった背中をぴしゃりと叩かれたような気持ちでした。
以上、少し気持ちを回復させる足掛かりが見えたかなと思えた出来事でした。また明日にはベッドから動けない人に逆戻りかもしれないけれど。
ルックバック観たのめちゃくちゃ良いタイミングだったな…。