飼育ヘタクソ人間の飼育
久々に自室でゆっくりとした時間を過ごす。
本日は飼育ケースにて、リュウキュウツヤハナムグリが地表を歩いていたので新たにゼリーを入れた。
飼育ケース内はこんな感じ。投入生体は
アオヘリアオゴミムシ×8匹?
キタマイマイカブリ×1匹
オオサカアオゴミムシ×3匹
スナハラゴミムシ×2匹?
オオスナハラゴミムシ×1匹
ヒメホソクビゴミムシ×1匹
リュウキュウツヤハナムグリ×8匹?
アルビノオカダンゴムシ×?匹
トビムシ×?匹
以前に紹介したダンゴムシ同居方式で飼育している。
水田や河川敷のような湿地帯に生息するゴミムシ達を腐葉土で飼育する様子は、ましてやハナムグリと同居させる様子は、ゴミムシのプロから見れば素人同然に見えるはず。
飼育ヘタクソ人間の飼育ケースに、何か口を挟みたくなるかもしれない。
到底プロとは言い難い自分でさえも、この飼育環境で「繁殖狙ってます!」と書かれた記事を見れば、黙ってはいられないだろう。
この飼育環境は以前に紹介した通り、繁殖期以外にしか使用していない『メンテナンスの手間を減らしたものぐさ飼育』の賜物だ。(当記事の最後に該当するリンクを貼る)
ゴミムシの各個体がミルワーム等を食べ残すほど給餌しても、ダンゴムシとトビムシが食べ尽くしてくれるためにカビの発生は一切無く、ミルワームの外皮すら見かけない。
家にほとんど居ない自分の都合に最適化した飼育法の一つになった。
数年間使用しているこのケースに今冬はリュウキュウツヤハナムグリを追加したが、それは適切な湿度で管理できるスペースが他に無かったために行った事であり、活動が活発になる頃には種類別に隔離すべきだとは感じた。(そもそも各種繁殖シーズンなので隔離する予定だが)
ハナムグリやカナブン、カブトムシ等の樹液食昆虫の糞尿が分解されない訳では無いと思うが、壁に向かって飛ばされたそれらをダンゴムシが対応できるのかが分からない。
樹液食昆虫の糞尿がカビるイメージはほとんど無いが、時間差でカビの原因になるかもしれないし、トビムシが対応してくれるかもしれない。
トビムシは酵母によって繁殖を行った個体群なので、樹液食昆虫の糞尿のような物も食べる可能性はある。
今夏はあえてリュウキュウツヤハナムグリを数個体だけ試験的に同居させてみるというのも面白いかもしれない。
ただし、その際はトビムシ食が確認されているクロツヤヒラタゴミムシのような虫は厳禁となる。
こうして何の気無しに雑多な投入をした生体達によって「分からない」「かもしれない」が増えていくというのも、当飼育法の楽しみではある。
元々、ゴチャゴチャと考えるのが常の性分と合わさって、暇を持て余す事がなくなる。
ちなみに、今回アオヘリアオゴミムシに対してミルワームを与えた所、腹部が膨張するほどに捕食を行った。
保温は施していないが、野外のように土室を作って越冬を行っていれば3月中旬にはまだ活動をしていないのではないだろうか。
この飼育環境かつ屋内飼育ではこうしたズレがどうしても起こってしまう。
テネラル状態で捕獲し飼育したこの個体達が適切な繁殖を行えるのかは元々不安なところだが、もしも繁殖開始が早まってしまったのなら今年は昨年以上に幼虫の餌のラインナップに苦しむ事になりそうだ。
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