ブックオフ
帰宅時、閉店時間間際のブックオフに立ち寄る。
ダメ元ではあったが、目当ての本は専門的すぎて置いていなかった。
一応、その本は最寄りの図書館には置かれているが、一生使う事になりそうなので常に手元に置いておきたかった。
貯金が豊富な訳ではないが、4000円くらいするその本をたった今Amazonで買った。新品を。
かなり昔に発行された物で、最後の1冊だったから。
それに、自分は潔癖気味なので枕元で読む本は新品が良い。
中古本は1000円未満で買えるようなので、そちらは持ち歩き用に別途購入するかもしれない。
古本屋に流れる書籍は「一度役割を終えて死んだ本」と捉える事もできるが、たまたま通った目の前の本棚に並ぶビジネス書や自己啓発本などは特に『使い捨てられた死』や『役に立たなかった死』を感じた。
なんというか、トレンド的な量産品だからかもしれない。
そういえばこの場所は幼い頃に家族と遠出して訪れたブックオフもこの場所だったと気付く。
当時典型的なポケモン好きのコロコロキッズだった自分は『ポケモン4コマ劇場』や『ポケモン赤緑の攻略本』や『電撃ピカチュウ』を買ってもらい、家に帰ってから初見の『電撃ピカチュウ』の刺激の強さに腰を抜かしてしまった事も思い出した。
エロすぎんねんな、電撃ピカチュウ。別冊コロコロコミックで連載されていたものなのに。
子供ながらにちょっと嫌だったし、引いてしまった。
コロコロ系列で読んだ事のないポケモン本だからと親に買ってもらったものが、まさかエロすぎるとは思っていなかったから。
多分、ジャンプ系アンソロジー本で似たような事はあるんだろうけど、こっちはちゃんとコロコロ公式の本だったから、余計に衝撃だった。
思えば、自分は幼い頃からこの点においても潔癖気味な子供だったのかもしれない。
でも電撃ピカチュウ、ハードボイルド部分の設定や描写がしっかりしているのでその辺りは子供でも憧れるものがあった。