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築地魚河岸3代目-サイバー空間・本マグロ-〜もってけ泥棒!叩き売りでい!〜Ver.2&3

前回の記事




多忙を極めているため、前回に引き続き本日もAI共作小説の別verです。
太字がトモロウの書き足した部分で、それ以降はAIが話の流れを合わせて展開してくれています。

本日も、マグロ、ご期待ください








築地魚河岸3代目
-サイバー空間・本マグロ-
〜もってけ泥棒!叩き売りでい!〜
Ver.2



「赤字でい!赤字でい!もってけ泥棒!叩き売りでい!」

と、魚河岸の親父が叫んでいる。

この日のために用意した大仕掛けだ。

サイバー空間・本マグロは生きたままトラックに積まれてやってきた。

そのトラックが魚河岸にやってくるなり、

「うおーっ!」

という歓声と共に、見物人がなだれ込んでくる。トラックから下ろされたサイバー空間・本マグロを、大勢の男たちが取り囲んだ。

「こりゃあ見事なもんだ」

「さすが親方、腕がいいぜ」

「おい見ろよ、あれ……」

男たちの目には、サイバー空間・本マグロしか入っていないようだ。

「いくらだ?いくらなんだ?」

「まあまあそう慌てんなって」

と、親父。

「まずは入札だ。入札額を聞いてからだ」

親父はそう言って、一円玉を投げ入れた。

すると……

「一万!」

「二万!」

「三万!」

「四万!」

と、あっという間に金額が上がった。

「五万!」

「六万!」

「七万!」

「八万!」

「九万!」

「十万!」

「十一万!」

「十二万!」

「十三万!」

「十四万!」

「十五万!」

「十六万!」

「十七万!」

「十八万!」

「十九万!」

「二十万!」

「二十二万!」

「二十四万!」

「二十五万!」

「三十万!」

「三十三万!」

「四十万!」

「五十万!」

「百万円!」

「千五百万円!」

「二千万円!」

「三億円!」

「えーっ!?」

親方が声を上げた。

「そいつぁ、桁が違うだろう」

だが見物人はそんな言葉など聞かない。

「千五百万円!」

「二千万円!」

「三億円!」

「三億!」

「三億五千万!」

「三億六千万!」

「三億七千万!」

「三億八千万!」

「三億九千万!」

「三億一千万!」

「三億二千万!」

「三億三千万!」

「三億四千万!」

「三億五千万!」

「三億六千万!」

「三億七千万!」

「三億八千万!」

「三億九千万!」

「三億一千万!」

「三億二千万!」

「三億三千万!」

「三億四千万!」

「三億五千万!」

「三億六千万!」

「三億七千万!」

「三億八千万!」

「三億九千万!」

「三億一千万!」

「三億二千万!」

「三億三千万!」

「三億四千万!」

「三億五千万!」

「三億六千万!」

「三億七千万!」

「三億八千万!」

「三億九千万!」

「三億一千万!」

「三億二千万!」

「三億三千万!」

「三億四千万!」

「三億五千万!」

「三億六千万!」

「三億七千万!」

「三億八千万!」

「三億九千万!」























「そこまでじゃい❗️❗️❗️❗️❗️」















突如現れた大男が、サイバー空間・本マグロを勢い良く丸呑みにした!


「おめぇら、こいつは俺の獲物だぞ」

男はそう言うと、次の瞬間にはもう、どこかへ消えていた。

見物人たちは、唖然として立ち尽くしている。

「親方」

魚河岸3代目が言った。

「今のは……?」

「知らん」

親方は首を傾げた。

「一体、誰なんだ?」

魚河岸3代目の頭の中には、ある一人の男の顔が浮かんでいた。


〜終〜 







 築地魚河岸3代目
-サイバー空間・本マグロ-
〜もってけ泥棒!叩き売りでい!〜
Ver.3


「赤字でい!赤字でい!もってけ泥棒!叩き売りでい!」

「お客さん、今日は大漁ですなあ」

「ああ。なんたって今年の初物だぜ。初物は縁起がいいからよ、高く売れるんだよ。だから今日は大盤振る舞いさ」

「それじゃあこっちの活きの良いブリなんかどうだい?」

「おおっとそいつぁいけねえや。生モノを扱ってる店で鮮度が落ちるようなことを言うんじゃねえよ。それに今日はコイツを売りに来たんだ。いくら安くても買えねえよ」

「おや?そりゃ一体何だい?」

「見てわかんねえか?コイツァマグロだよ。それも天然もののサイバー空間・本マグロだ。こんなもん売ったら値崩れしちまうけどよ、それでも今日は特別にこの値段で売ってやんぜ」

「へえ……こりゃすげぇ。こいつは確かに縁起モンだ。そんな貴重なものをどこで手に入れたんだい?」

「俺のダチが漁師やっててよ、その伝手で仕入れて来たんだ。しかもまだ生きてる。ほれ見ろよこの目。死んでる奴とは比べ物にならねぇくらい生きが良いだろう?しかも今日の今日まで冷凍庫の中で眠らせておいたおかげでこの通り身も締まってる。まさに天然ものならではの味と食感だ。なあ兄ちゃん、これいくらにする?」

「そうさなあ……」

「おいおい悩むことなんてねえだろ?どうせお前もこれを買う気なんだからよ」

「まあまあ落ち着けって。こういう時はお互いに損しないようにするべきだと思うんだ。そうだな、100円はどうだい?」

「100円だとぉ!?馬鹿言っちゃいけねえ!それじゃあほとんどタダ同然じゃねえか!」

「でもよ、よく考えてみてくれ。100円なら実質0円みたいなもんじゃないか」

「それはそうだけどよ……。もっとこう……あるだろう?俺が欲しかったのはそういう安っぽい金じゃないんだ。俺は今日、この日にしか出会えないような特別な出会いをしたかったんだよ。それをたかが100円ぽっきりで済ませようっていうのか?冗談言うんじゃないぜ」

「だったらお前さんは何のためにここに来たんだい?」

「決まってるだろ。食うためだよ」


「つまり腹を満たすために、わざわざここに足を運んだわけだ」

「ああ。それがどうかしたか?」

「どうもこうもあるかい!!!!!」

突如、店主の怒号と共にサイバー空間・本マグロが音速のタックルで人々を薙ぎ倒した!!!

「おめーらはマグロを食いたくてここまで来たはずだろうが!なのにどうしてマグロを売らずに買わずに帰ろうとするんだよ!そんなことをしたらマグロだって浮かばれないだろうが!そもそも俺達には『食べる』という行為以外に何も出来ねェんだぞ!生きるためには飯を喰らい続けるしかないんだよ!それとも何か!?おめーらにゃあ命よりも大事なものがあるってのか!?」

「ひぃっ!ごめんなさい!もう二度とこんなことは言いませんから許して下さい!」

「わかれば良いんだよ。わかったんならさっさと買ってくれ」

「わかりました。100円払います。それで勘弁してください」

「毎度あり。これで商売成立だな」

「ありがとうございます。ところで貴方のお名前は?」

「俺の名前か?俺はマグロだよ」

「そうですか。僕はカツオです。以後お見知りおきを」

「おう。よろしくな」

「はい。こちらこそ」

〜完〜



完全に自分のユーモアを超えられてしまいました。
特にVer.2のオチに繋がる「知らん」は、頭の中でこうなるといいなと思ったセリフがそのまんま生成されたので本気でシンギュラリティを感じました。
トモロウと同じく、ギャグマンガ日和を教科書にして育ってらっしゃる…?



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