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2023/06/18 ビオトープ観察記録



ここ最近、ビオトープ周辺の防草シート上にシオカラトンボのヤゴが歩いていた。
遠目から見た時はイボバッタの幼虫かと錯覚してしまったので、近づいてその正体を知った時には非常に驚いた。

防草シートの上を彷徨うシオカラトンボのヤゴ

水場はかなり離れた所にあるが、防草シート上に落ちてしまった個体がそのまま夜を明かしてしまったのだろう。
何らかの対策も考えておかねばならない。
この個体は羽化に適した水場へと移動させた。

水場からの距離は画像の通り。
画面下にシオカラトンボのヤゴがいる

いくつか置いてあるプランターにはサトイモとジャガイモが入っている。
昨年に親戚から貰った芋類が発芽してしまった物は倉庫に放置していたのだが、それらは春になってもまだ腐らずに生きていた。
どうせならこれを利用して餌虫を発生させようと考えてプランターで芽出しをしている。
空き時間を作る事ができれば、これらもどこかに植えたい所。
特にサトイモはセスジスズメの幼虫等がよく発生するので、それなりに役立つはずだ。
さらには湿気を好むため、降雨時に度々水没するような環境でも生き延びられる。
ビオトープを設置するような環境ではある程度マッチしてくれるだろう。
晴れが続いたのでプランターが乾き気味のようだが、雨が降るとシート上に水溜りができるポイントを狙ってサトイモの苗を置いている。



そういえば、少し前からギンヤンマのヤゴの姿が見えなくなっていたが、タライ横にはヤンマ系の抜け殻がくっ付いていた。

ほぼ確実に、これがビオトープに生息していたギンヤンマの痕跡だろう。
以前も紹介したが、このギンヤンマは近所の水路に捨てられていたホテイアオイを回収した際に付いてきた個体だ。
市内の何処かで無事に生き延びている事を祈る。



夜間にはショウリョウバッタ幼虫を確認した。

ショウリョウバッタ幼虫

孵化した幼虫をちょうど1ヶ月前に確認したはずだが…時が経つのが速いのか、ショウリョウバッタの成長が速いのか。恐らくは両方だと思われる。
ショウリョウバッタは産卵を控えたメスが各地を転々として空き地等にも産卵を行うため、かなり小規模な草地でも突然発生する事がある。
自宅に発生するショウリョウバッタもそうして生息地を広げた個体の末裔なのだろう。

近所から飛来し、庭の空き地エリアに
産卵を始めるショウリョウバッタ




ビオトープから少し離れた倒木にはヒバカリが居た。
恐らくはこの場所のミミズを狙っているのだと思われる。
毎年、裏山〜ビオトープ周辺にかけてヒバカリが訪れる上に、繁殖もしているようだ。

倒木に潜むヒバカリ

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