タイヤを登るコカブト
実家に駐車をした際、隣に置かれていた家族の車のタイヤ上をコカブトが歩いているのを発見した。
この場所では毎年のように見られる昆虫だが、まさかこんな所を歩いているとは思わなかったので驚いた。
この個体はタイヤをあと少しで登りきってしまうくらいの高さまで来ていた。
コカブトはカブトムシの仲間ではあるが、肉食性が強い昆虫だ。
今思えば、タイヤに貼り付いた昆虫の礫死体などを求めて登っていた可能性も考えられる。
コカブトの♂は♀に比べて前胸背板の窪みが大きく、小さな角を持っている。
本種は一見するとクロコガネ等の草食コガネムシに見えがちな風貌だが、この角を見るたびに歴としたカブトムシの一種なのだという事実を再認識させられる。
そしてこちらは過去に撮影した庭のコカブト♀。
♂に比べて前胸背板の窪みが浅く、♂のように目立つ角を持たない。
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