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私有水田のピットフォールトラップ 2024/06/11
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タンボコオロギ
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オオキベリアオゴミムシ
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2024/06/11、私有水田に仕掛けたピットフォールトラップの確認をした。
結果はご覧の通り。
すごい数のミイデラゴミムシが集まってきているが、これは特別多いという訳ではなく平均的なものだ。
コップ1つ1つに上記画像と同等の数のミイデラゴミムシが入っていた。
秋季から早春にかけて大規模な湿地草原となっていた水田地帯も、代掻きや田植えが始まって水が入ればその大半が物理的に侵入不可能なエリアとなり、地表棲及び地中棲の生物達は畦や農道に追いやられ個体密度が高くなる。
寄主となるケラも多くが同所の地中に生息しているだろう。
もしかすると、ミイデラゴミムシにとっては稲作が伝来する以前の天然で広大な湿地帯よりも、こうして繁殖期に強制的に生息範囲を狭められて交尾機会や寄生機会が増える現代の水田の方が都合が良いのかもしれない。
ちなみに、トラップの餌は近辺で拾った国内外来種ヌマガエルの轢死体を利用した。
シーズンによって拾える機会が増減するので何百回と使った訳では無いが、体感では蛹粉よりもオオキベリアオゴミムシが入る頻度が上がった気がする。
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