見出し画像

水草展・カヤツリグサ科交雑種


2024/08/12

全ての用事を終わらせ、なんとか2時間だけ水草展に立ち寄る。


こちらは西日本の種を中心に構成された「ため池の水草」水槽。

ヒメキカシグサ等、UMAレベルの水草達が植えられているような凄まじい水槽だが、今回は時間が無いので個人的に好きな「カヤツリグサ科交雑種」をピックアップ。

カンガレイ×ヒメホタルイの交雑種
アイノコカンガレイ
アイノコカンガレイ
アイノコカンガレイの穂




こちらはゲンゴロウ水槽。
クロゲンゴロウやマルガタゲンゴロウ、オオミズスマシ、ヤンバルオオイチモンジシマゲンゴロウなどが泳いでおり、自分は毎日のように立ち寄ってヤンバルモンジをいい感じで撮影しようと試みているが、全て失敗に終わっている。(とはいえ水槽に張り付いて占拠するのは避けたい)

ゲンゴロウ水槽
クロゲンゴロウ
クロゲンゴロウと
オオミズスマシ

ゲンゴロウ類というメジャー種が多数泳ぐ見応えのある水槽だが、自分はこの中にあるフトイとサンカクイの交雑種・コサンカクイに目を奪われてしまう。

フトイ×サンカクイ交雑種である
コサンカクイ


スタッフはどのような気持ちでこれらの種を展示したのだろうか。
多分、特定の誰かの心に刺さったまま抜けなくなるようなマニアックさをそこに求めたのだと思う。

そして何故、ほとんど知識が無いカヤツリグサ科の…ましてや交雑種にここまで惹かれてしまうのかを自分でもよく理解できていない。




余談だが、本日は閉園時間が迫る室内にて、やたらと水昆に詳しい御仁がいらっしゃる雰囲気を感じていたが…なんとその方は現代のゲンゴロウ研究者最高峰の一人、平澤桂ひらさわけい氏だったらしい。

水草展はこうしたプロがしばしば来園し、その度に室内の空気が少し変わるので、それを体験するのも楽しみの一つだったりする。

いいなと思ったら応援しよう!