あえてパチモンのCDを買うという提案
先日、CDショップで見かけたパチモンのウタがジャケットになっているアルバムを購入した。
今年一番恥ずかしかったわ。パチモンのCDを買う事が。
エロ本という物を購入した事はないが、確実にエロ本を買うよりも恥ずかしかったはずだ。
店員の目から見たトモロウは凄まじい情弱に映っていたように感じる。無名歌手がカバーしたアルバムだと後から気づいて返品しに来るんじゃないかという心配もさせてしまったのではないかと思っている。
20歳を越えてからは、購入品によって店員の目を気にするという自意識過剰はあまり無くなったが、そうした感情を久々に思い出せた。
中身は先程も言及したようにヒットソングを(現時点では)無名の歌手によってリミックスカバーしたアルバム。
そのほとんどは各曲が"YouTubeにある歌ってみた(5000再生)"くらいの完成度だった。決して下手では無いが、流石に原曲と比べてしまうと…という感じ。
特にトップバッターの『新時代』と後半の『うっせぇわ』はAdoさんの歌唱力から乖離しすぎていて可哀想だった。こういうのって本家の曲だと勘違いさせられる声の人をトップバッターに使って"本家の曲を集めてます"的な騙しに使う物なんじゃないのか。
でも特徴的な歌声だったり歌唱力が化け物の歌手の曲をカバーするのってかなり嫌だろうな。それもトップバッターて。
この手のカバーアルバムはオリジナリティを出す事もできないために劣化コピーのような印象で受け止められてしまうだろう。
逆に米津玄師さんの『Flamingo』なんかは、カバー担当歌手が完全に新人演歌歌手といったこぶしの効かせ方をしている歌い方だった。ちょっと遊んでる??
遊んでいいんだ、こういうアルバムって。
ただ、カバー曲の中でもNiziU辺りの担当の歌声は本家に近いものを感じた。
これは原曲が複数のメンバーの歌声によって構成されているために、単一歌手による個性の比較に繋がりにくいからだろうか。そもそも自分がそこまでNiziUに詳しくないから聴き分けられていない可能性も高いが。
BTSの曲なんかは恐らく本家とは大きく異なるだろうが、なんとか頑張って寄せている意気込みを感じた。
この歌手たちがいつか日の目を見るその時を待ち望んでいます。
このCDにプレミアが付くので。
各曲のリミックス担当はある程度小慣れているくらいの技量があると感じたが、聴き馴染みのある曲にもドゥン音がやたらと追加されている印象がある。
DQN車というのは死語なのかもしれないが、DQN車専用BGMと形容できるほどの重低音リミックスだ。
これ…街中でドゥンッwwwドゥンッwwwって鳴り響いてる車は皆こんな感じのアルバムを流してるって事!?!?
ドンキやヴィレヴァンではこうしたアルバムが大量に並んでいるので、ありえない話ではない。
次にジャケットや裏面等を紹介
やっぱりウタすぎるんだよな。
ちなみに「千本桜 cv.Ado」って書いてあるけど、カバー曲の歌声はあんまりAdoさんでもなかった。
本当になんなんだ、このcvって。
めちゃくちゃ小さくカバーミックスである旨が記載されている。
カバーミックスである事の自信を持ってほしい。
「令和J-POP
新時代は
この未来だ‼︎」
どういうこと!?!?
詰め込もうとしすぎだって
ONE PIECE要素を。
そして歌詞を勝手に使いすぎだろ。
以前も気になったが、このパチモンのウタを含むアルバムジャケットには何か光る物を感じる。
「ねぇキミ、J-POP聴きなよ」
と、オタクくんにJ-POPを勧めるウタや
「邦楽王に俺はなる!!!」など、パチモンらしさでしか構成されていないのだが、随所にセンスを感じる。
「!!!」の数は本当にワンピ本編で強く言い切るセリフで使われる部分だったりする。
さらに、帯に描かれている麦わら帽子はルフィを想起させるために配置されているのだと思うが、麦わら帽子単体でいいものを、ルフィの目元の傷と同じ模様が麦わら帽子そのものに描かれている。
そこまでしなくていいって。こだわったんだろうな。
ヘッドホンのJはJ-POPのJだろうか。
それ以外に考えられないが。
…なんJ民(Jの一族)の可能性もゼロではない??
私はワイ将♪
って事!?!?!?
なんJまとめサイト『私はワイ将』のヘッダーだという前提でこのパチモンウタを見せられれば、納得はしてしまいそうです。
ONE PIECE
FILM RED
Amazon Prime Videoにて
本日より独占配信開始‼️
ウタの声を聴きたい奴は
観てない奴は
死ぬ気で来ぉい‼️💪
(中将の一部を持っていく
覇気を飛ばす)
ちなみにワイ将は映画を4回観ました。
ONE PIECE本編を1話しか読んでなくても理解できる構成なので、それは売れるなと思いました。(めちゃくちゃキャラ出てくるけど、そういう奴がおるんやな。で大抵の話が解決できる)
可能ならばもう一度映画館の音響で観たいところ。
映画館で騒いでいた小学生達が、冒頭でウタのライブシーンが始まった瞬間に圧倒されて、それ以降一言も話せないほどに最後まで魅入っていたのを昨日の事のように思い返せます。
ONE PIECE 1話、改めて読んだら構成が少年漫画の王者すぎる。
高校時代の担任はジャンプで1話を読んだ当時、「すごい漫画が始まった」と震えたらしい。
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