サトートモロー

ライター・カメラマン・編集。出版業界→警備員→Webライターへ。仕事の合間の息抜きや思った頃を書いています。Twitterは→https://twitter.com/tomorrow_p_sato HP→https://www.tomorrowsato.com/

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最近の記事

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37歳になった報告。と、ライター/カメラマンである自分の強みとかこれからやりたいことを考えました。

2023年9月1日、無事37歳を迎えることができました。もう文句のないアラフォーですね。アラサーを迎えた時とは違うドキドキと焦りと絶望(?)を感じながら、毎日楽しく過ごしています(矛盾)。 ライターとしてのキャリアをスタートさせたのが2015年のこと。はじめて仕事を請け負ったLancersの案件を見てみたら、30分のインタビュー文字起こしでした。その後、2017年9月に副業としていた他のアルバイトをすべて辞めて、ライター1本で独立。独立前も含めると、約8年ライター業をしてい

    • 『ルックバック』を観てきた

      映画『ルックバック』を観た。今作は、前半と後半とで受け取るメッセージがずいぶん変わる。 前半は、藤野が才能に嫉妬し、もがきながらも前進し、手放したあとに自分の才能を肯定してくれる同志と出会う物語。 自分よりはるかに絵のうまい京本が、自分を尊敬しているという。その事実に喜び勇み、藤野はまた筆を取る。 田舎道のど真ん中で、スキップだかなんだかわからない謎のステップを刻み、嬉しさをどう表現すればいいのかわからない表情を浮かべながら。作中ではあのシーンが一番好きだった。 あん

      • 浜松に降りて上へ下へ

        出張で浜松へ行った。実は初上陸。はじめての場所ってワクワクする。主要駅のど真ん中を歩くと、サラリーマンや学生、家族連れが行き交う。東京の主要駅ともなれば、人がごった返してあまり1人1人に注目することが少ない。 まばらに点在する人たちの行き来する姿を眺めつつ、写真を撮る。この子たちはこれからどこへ向かうのだろうかなんて想像しながら。 浜松駅は結構立体的だ。駅の正面に広がるバスターミナルやすぐそばの遠鉄百貨店を歩くと、駅周辺を張り巡らせた地下道に遭遇した。 地上から地下へ、

        • 1枚の紙切れが語る歴史の重み

          小田急線の向ヶ丘遊園駅。南口のにぎわっている場所を離れて南西に進むと、川(五反田川というらしい)と小さな橋、さらにその上を走る跨線橋が立体的に交差した場所がある。時間があれば「稲生跨線橋」でGoogleマップ検索してほしい。川やら道やら橋やらがうねうねしていて、「どうなってるの?」と声が出るはず。 地元の人々の生活を支えている橋を渡る。下を流れる川が、重ね合わせになっている道とすき間からのぞく空の複雑な構図を、水面に映していた。橋の下をくぐるというのは、トンネルをくぐり抜け

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        37歳になった報告。と、ライター/カメラマンである自分の強みとかこれからやりたいことを考えました。

          極小の野生の世界

          川崎市多摩区枡形。小田急線の向ヶ丘遊園駅の裏といえるこの場所には、枡形山展望台という市街地を一望できる展望台と緑地が広がっている。 そんな広大なエリアの脇にあるのが広福寺。険しい坂道の途中にぽつんとあるこの場所に足を踏み入れると、午前中まで降っていたであろう雨によって湿り気を帯びた境内には、誰もいなかった。水分をたくわえた木々は、街中の喧騒を忘れるような静寂を漂わせていた。 境内に立ち入ると、このあたりを縄張りにしていると思しき猫たちが1匹2匹と顔をのぞかせる。成猫だけで

          極小の野生の世界

          正月終わりの湿っぽい感情。

          「あっという間に終わっちゃった」 年末年始のワクワク感と、それが終わってしまう寂しさは毎年変わらない。今年もいつの間にか大晦日がやってきて、気づいた頃には三が日が終わってしまった。 コロナ禍がきっかけで実家に帰省しなくなってから、やることは毎年そんなに変わらない。元日はのんびりゲームをしながら過ごして、2日はぼちぼちと家の掃除をして、3日はソワソワした気分で初詣に行ったり公園やカフェでぼーっと時間をつぶしたりする。 今年も同じルーティンで日々を過ごした。明日(今日)から

          正月終わりの湿っぽい感情。

          「GIFTFUL」は贈り物への後悔や罪悪感を優しく包んでくれた

          今日、GiftXがソーシャルギフト「GIFTFUL」をリリースした。このサービスを先行で利用させてもらって、ギフトを贈る・贈られる両方の体験をさせていただいた。贈った物も贈られた物もお酒という点に、自分の「らしさ」が出ているなと思う(笑)。 僕は贈り物が苦手だ。唯一欠かさずにいる贈り物は、実家の山形に帰省するとき、母へお菓子を買っていくことくらいだろう。元来面倒くさがりの僕にとって、贈り物をするというのはすさまじくハードルの高い行為なのだ。 そもそも、相手の好きなモノがよ

          「GIFTFUL」は贈り物への後悔や罪悪感を優しく包んでくれた

          海から届いたMacBook ProにChatGPTの力を借りて(丸投げして)名前を付けた。

          届いちゃった。というテンション爆上がりな日記。 ーーーーー 先代のMacBook Proを購入したのが約5年前。Apple Storeで働いていた友人に教えてもらいつつ、当時にしてはかなりスペックの高いカスタマイズをした。 価格もなかなかで、フリーランスのライターになって1年そこそこだった僕にとっては、かなりの冒険だったと思う。 当時の友人とのMessengerが見つかり、先代MacBook Proのカスタマイズ構成も出てきた。 うん。やっぱり当時にしてはかなり性能

          海から届いたMacBook ProにChatGPTの力を借りて(丸投げして)名前を付けた。

          【随時更新】2023年版お仕事実績【ライター・サトートモロー】

          2023年のお仕事報告です。もう何年もやろうやろうと思っていたことを、ようやく始めます。更新頑張るぞ。なるべく時系列通りに書いているはず!そうだよな自分…! 取材記事(一部撮影も担当) 「嫌われる広告」からの脱却。大課題時代に広告にできること。DE 牧野圭太 #サプライジングパーソン | Premium Contents | TRUE MARKETING byGMO株式会社GiftXのいいたかゆうたさんが、マーケターと対談しつつその知見を学び、変化の時代

          【随時更新】2023年版お仕事実績【ライター・サトートモロー】

          また会う日を楽しみに

          自宅から歩いて数分のところに、毎年この時期になると彼岸花が咲き誇る場所がある。ここは6月になると紫陽花がキレイな、近隣住民だけが知る「名所」。駅へと向かう少しの間だけ、色彩豊かな季節の移ろいを楽しんでいる。 赤い彼岸花の花言葉は「諦め」とか「悲しい思い出」とか、どこか物悲しい。でもその中で、僕の好きな言葉がある。 「また会う日を楽しみに」 好きな人、大切な人とは間をおかず近くにいたい。ぼっちが好きだけど寂しがり屋な僕は、波長の会う人や居心地のいいひとを見つけると、ついつ

          また会う日を楽しみに