ともりえ

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ろう児の手話表現「かまわない」について

聾世紀 No.056の中で米内山さんが、デフファミリーのろう児が手話を発語し始める時の話をしている。 2:47(聾世紀 No.056) 子どもが「かまわない」の手話をこぶしをアゴにぶつける表現がよく見られる。 本当は小指をあごにチョンチョンと付ける表現なのだが、こどもは見えている親の手話を、自分の手にまだ正確に投影できていない段階がある。というお話。 この話を見てふと思ったんだが「もしかして子どもの視線では、親の小指は本当に見えていないんじゃないか」と。 斜め下から見上げ

    • 飛行機の「飛」、書き順。

      子どもの頃「漢字は正しい書き順で書けば、美しい文字になる。」と教わってきた。ま、仮名もそうだろうけど。。 「飛」の正しい書き順がどうしても覚えられない。全体の形は覚えているので、毎回線画を描くように、最終的にその字になれば良いという書き方になる。当然のことながら仕上がりが美しない。 美しい「飛」を書きたくなり、書き順を教えてくれるサイトで書き順を数回練習した。 その後しばらくして「飛」を書くべき時が来た。「さてさて」とペンを入れようとするが、最初の一画目がどこからだった

      • ATPが2個しか作れない

        半年ほど前に3日間断食をしてみました。それ以降、まぁ「出来るだけは」という範囲ですが、1日4個食べていた菓子パンをやめ、ついでに食パンのトーストもやめました。小麦を少しでも減らそうという考えで始めたのですが、大好きなサンエーのチキンカツの「衣」は無制限となっています。週に一度は市販のチョコクッキーも1〜3枚くらい食べています。ご飯は十穀米と一緒に炊いたものを3日に一度一膳ほどいただく。GI値の低いものから食べるようにこれも「できるだけ」ですが、少し気をつけています。 こんな

        • 聞く側の意図することを判断する

          地域で手話通訳をしている。 病院通訳の機会も多い。 生活習慣病の場合、問診で「いつも何を食べていますか?」的な質問から始まる。 問診の目的は「患者の食習慣の悪いところを聞き出して、抑制を促す」こと。 ・毎食の食事の量が多すぎているのでは ・濃い味付けや塩分の多い味噌汁や麺類のスープを飲みきっているのではないか ・油の多い揚げ物、唐揚げなどを頻繁に食べているのではないか ・野菜が少ないのではないか ・炭水化物ばかりを摂っているのではないか ・甘いものを習慣的に摂っているのでな

          甘いものが食べたくなるという道理

          甘いものが食べたくなるという道理を考えてみた。 甘いものが食べたい。一日中考えていた。 実際、毎日 クリームパン5個入りパックを2パックを一日で食べていた。 ご飯も一日3食、食べていた。 当然、太っていた。中年太りという名で、原因をわかりにくくして自分でごまかしてはいたが、 明らかに私は「砂糖と炭水化物の過剰摂取」の湯船の中にうっすら目を細めて漂っていた。ひたすら、しあわせな時間を反芻していた。 地域のカルチャースクールで栄養やダイエットに関する講話を聞く機会を得た。 講

          甘いものが食べたくなるという道理

          オートミールのご飯化とGI値

          最近はオートミール食にも慣れてきて、最近ではカレーも野菜炒めも、ご飯の代わりにオートミールで食べられるようになりました。いわゆるオートミールご飯化というやつです。「ご飯化」。私の方法は、一食分のオートミールと、それが浸る程度に水を加えてレンジで20秒ほどチンしたら出来上がり。というもの。ご飯を研いでからの炊飯時間を考えると、恐ろしく簡単です。 胚芽パスタを試してみました。 微妙なパサパサ感が障りリピートは不可としました。 最近は低GI値を参照するようになりました。 GI値

          オートミールのご飯化とGI値

          ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地

          ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地偶然BSで見てしまった映画だったのですが、変な映画です。 主婦が延々、家事をするのを見せられる。それが心地良いので見入ってしまいました。BGMはありません。 自分が一人でキッチンに立っているときと同じような不思議な感覚になります。1日の家事を、作業を、たんたんとこなしていくのです。これは見ていただくしかないのですが、誰と話すでもなく黙々と作業をこなしていくキッチンにいる自分が重なる。もう、ただ不思議。 私は

          ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地