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アニメ平家物語と羊文学 光るとき
アニメ平家物語を見たのはもう1年半前とかになります。
今更だけど、平家物語と主題歌「光るとき」について感想大会でもします。
私がこのアニメ良すぎ。ってなったのは、
描かれてるのがどこまでも日常だったこと。
中学やら高校やら、学校で学ぶ平家物語は、
どこまでいっても物語で、
黒板に浮かぶ文字でしかなくて。
だけど彼らも、生きていて、
当たり前に恋をして、ご飯を美味しいと言って
過ぎゆくものに恐怖して、
それでも永遠を信じていて。
あれ、現代とそんなに変わらないじゃんか。
って思った瞬間、
教科書の中にいた彼らがぐっと近くなって、
生きていた、体温があった、
苦しみも、幸いもあったんだ。って
実体を感じて泣いてしまった。
何回だって言うよ世界は美しいよ
君がそれを諦めないからだよ
ここの歌詞、あまりにも良すぎる。
そう、信じてたんですよ、彼らは。
あんなにも苦しい状況で、破滅に向かっていくのを止められなくてもそれでも、
世界は美しいと。
最終回のストーリーは
初めから決まっていたとしても
今だけはここにあるよ
君のまま光っていてよ
現代を生きる私たちは、
これから平家に起こる全てを知ってて、
神さまみたいな視点だけど、
私たちは本当に、何もできなくて。
ああ、神様なんていないのか。って思ったけれど、
彼らはそれでも“信じて“いて。
やっぱり私は、神さまは
いるのかいないのかという話ではなくて、
信じているか、というをしたいと、思う。
永遠なんてどこにもなかったけれど、
彼らが信じていた世界はどこまでも美しくて、
しかもその世界って私たちと繋がってるんだって思ってまた泣いた。