たったひとりで開発した麻雀ソシャゲ「少牌マイティ」を遂にリリースします
「ロン。御無礼。12000です。」
行きつけのフリー雀荘のゆるい雰囲気。常連同士だからこそ許される煽りをかましながら手牌を開ける。
対面にいるオヤジはかなりアツくなっているようだ。こちらのやることは変わらない。冷静に一打一打、最も期待値の高いであろう打牌を繰り出し続けるだけだ。
誰よりも早くサイコロボタンを押し次局の配牌をとる。感情を読み取られないように進化した自分の顔には生気がなく、まるで能面のようだ。麻雀のせいで人間らしさまで失ってしまったのだろうか…。
もう、半年