生体情報データの取り扱いについて
日経新聞で個人の生体情報の企業利用について意見が求められました。多くの大企業では年に一度定期健康診断が行われ、そこでの診断結果は既に会社と共有されています。私も世の中年男性諸君と同じように、酒太りしたお腹周りは基準値オーバーで要観察対象になっております(笑)。
デバイス等によるリアルタイムに近い生体情報の把握と企業との共有は、個人が同意した上で、現在の定期健康診断結果のレベルで得られる課題とその対処へのプログラムに沿った健康増進プログラムの一環として行われるのであれば、違和感なく受け入れられるのではないでしょうか。健康増進プログラムを請け負う専門業者との間で生体情報はリアルタイムで共有されますが、会社と共有するのは、プログラムの最初と最後の結果だけで良いはずです。
あくまでも社員の健康増進という枠内で、社員に寄り添った形での福利厚生としてプログラムが用意されるべきでしょうね。