面接のアレコレ
企業目線と求職者目線
やっぱりまだまだ選ぶ面接が多いように思う。
会社に合った人を採りたい。この思いは言わずもがな。
現場が望むターゲットと経営や人事が望むターゲット、マーケットとの乖離、答えらしい答えって明確にはなくて。
採用を担当する人も、そこはやっぱり人間なので。
好みの傾向?みたいなものが見えてくるもので。
それが良しとはされないから、より定量的な指標で人を量ろうとする。
◎、○、△、×みたいな指標だったり、A,B,C,Dみたいな指標だったり。場合によっては点数化してみたり。
結局そこにも傾向は出てくる。
組織の傾向分析をかけて、足りない部分を強化したり、やっぱりこのタイプがFITするねっていうことを導き出したり。
面接で何を聞くか?聞かれるか?
色々な情報が出回る中ではあるが、私が今まで経験してきた観点(新卒・中途ごちゃ混ぜ)から
こんなことが見られているし、聞かれている、なんてことをまとめてみる。
・自己紹介
⇒正直あんまり聞いていない。内容云々というよりどう整理して話ができるのかというところに着目している
・転職理由
⇒何がきっかけで辞める人なのか、を確認している。その要素って自社でも同じことが言えるかも?と思いながら聞いている。
・就職活動の軸
⇒何を大事にしている人なのか。志望動機にも繋がるが、自社ではそれが叶えられるのかを考えながら聞いている。
・志望動機
⇒就職活動の軸と沿っていることを言っているか。どこまで調べてそれが言えるのか?企業研究のレベル感を量る。
・自身の軸に沿った企業からたくさん内定が出たら最終的には何で決める?
⇒判断材料にもなるが、アトラクトのために聞いている。自社の制度、仕組みに落とし込むとこうだよ、と伝えて意向を上げる。
地頭の良さを量るような質問も見られる。
答えのないような、とんち的なアレです。
コンビニの商品に例えると?とか
面接官を色で表現すると?みたいなやつですね。
こちらも中身云々よりも思考を張り巡らせてどんな答えを即興で導き出せるのか、回転の速さを見ている節があります。新卒採用のグループ面接で見られがちな気もしますね。
するめ ⇒ 噛めば噛むほど味が出てきます!(本当かよ) みたいな。笑
赤だと情熱的だとか、青だと冷静さ…?いやいや、青い炎もあるように冷静さと情熱を併せ持つ、みたいな面接官をおだてる様な回答がGoodなのではないでしょうか。
人生を四字熟語で表現すると…?みたいな質問を受けたことがありますが、知識と回転が量られるような複合型も存在します。笑
ぱっと出てきた言葉が『孤立無援』とか『四面楚歌』で自分が嫌になりました。笑(ネガティブ)
そんな言葉は言わないように反面教師でお願いします。
オンライン面接のメリットとデメリット
オンライン面接が随分と広まってきましたが賛否両論ありますね。
メリット
・スケジュール調整が比較的容易
⇒在職中の方でもお昼の合間等で面接実施が出来ます。副次的な効果としては採用担当者の夜間対応が減り残業抑制に繋がるかも。
・採用の間口が広がる
⇒遠方者との接点を持つ機会が広がりますし、最近の求職者の方はオンライン面接を希望されるケースが多いです。面接に伴う交通費も浮きます。
・動画共有することができる
⇒選考時の様子を次選考者に連携しやすいです。但し、求職者からすると緊張が増します。
デメリット
・通信障害
⇒どうしようもないです。音声も途切れ途切れ、画像も固まる…。入室できないケースも。電話対応に切り替えて話をする企業もあります。企業側は履歴書(話している相手の顔)を見れていますが求職者は…。
・慣れが大事
⇒非言語コミュニケーションが読み取りづらいです。物理的な大きさ(身長など)はわかりづらい。原稿を読み上げる方もいますが、目線で即バレします。原稿の場所(カメラのすぐ後ろ等)によってはカモフラージュできる。
今の時代においてはオンライン面接は最早導入必須なのでしょう。
対面でないと判断ができない!!と言われる経営者・責任者の方もいらっしゃると思います。
ですが、企業ブランディング等を考えると、社員及びお客様(求職者含む)に感染リスクを負わせることが正しい形なのでしょうか。
ダーウィン(進化論の人)はこんな感じの言葉を言ったそうです。
生き残るのは最も強いものではない。 最も知的なものでもない。 それは、変化に最もよく適応したものである。
企業(経営)は生き物です。
環境変化、パーソナリティの変化(ダイバーシティ)、法改正、等など
色々な変化を伴いながら成長していくものだと感じます。
企業の方へ。
オンラインでもちゃんと見極められます。惹き付けられます。
面接の在り方、考え方を変えましょう。
求職者の方へ。
オンラインでも最低限のビジネスマナーがあります。
服はちゃんと着ましょう。接続環境を確かめましょう。
基本的に対面でも、オンラインでも同じです。
面接は選考の場、ではあれど、それはお互い様です。
目の前の方と確り向き合って、価値観、情報を交換しましょう。
必要以上に緊張する必要はないのです。話を楽しみましょう。
それでは良き面接ライフをっ!!(いや、そんなに転職しないから…!!)