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まずはケアラーの意識が変わる事で日本の介護に対する集合意識に変化を起こす

ケアラーケア・セラピストのTOMOKOです。現在は、理学療法士をしながらケアラーや今後親の介護に不安をもっている方々にむけ、介護に対する意識改革とボディセラピーを発信しています。

私の信念は、自分の内側で起きていることが現実世界に反映されている。
だから、自分の意識やBODYを調える事で目の前の要介護者もより良くなる、という事です。

【私はお父さんとお母さんが歳がいってから生まれました。だから、お姉ちゃんとお兄ちゃんは私より先に大人になって結婚してこの家からいなくなります。
そのころには、お父さんとお母さんは歳をとって、病気をしているかもしれません。だから、私がここに残ってお父さんとお母さんの世話をしなくてはいけないと思います。】

これは、小学校2年生の私が書いた作文です。この作文を担任の先生は家庭訪問で私の母に見せていました(笑)。

幼少期より悶々と考える(笑)

これ、『ご両親思いの優しいお子様ですね』で、終わらせないで下さい(笑)!

謎に、私は家族全員の雰囲気、お祖母ちゃんも面倒みられてたし、TVからの情報(その頃やたらと姑が急に、『ご飯はまだかい?』と言って認知症になる昼ドラマみたいのが多かった(笑))などを複合して、上記のような思いを作り上げたんだと思います。

私の本心は・・・?いやいやいやいや、、、、、私だって、自由にこの家から出て、結婚して、と思いがありました。謎に、私が親を背負わないといけないんだな~、、、と思った初期でした(怖)。

顕在意識では、介護なんてしない!と人間が最後まで自分の足で歩いていけるには?と理学療法士になったような気がします。

でも、心の奥では小学校2年生の時に作文で書いた思いが鎖のようにまとわりついていたのです。だから、私の人生の後半はどこかで自由がなくなる、という恐れが出ていました。

結構、このようになんとなくいつかは親の介護をする時がきて、、、
でも怖いから考えないようにして、、という方は多いのでは?と思います。

だいぶ、今は介護保険を使って家族以外のプロに訪問してもらったり、
デイサービスなどを利用しながら親を見守っていくスタンスになりつつありますが、臨床現場にいると、自分の健康や気持ち、本当にやりたい事を後回しにされているご家族が多いな~、と感じます。

本当に一生懸命介護とお仕事や家事などこなされています。
決してこれが悪いわけではないです。ただ、心の底から、ご自分の体や気持ちを一番にする時間や機会をつくる事を意図的にする必要があるな、と感じています。

私も最初は罪悪感がでました。今もでます。
でも、あまりにも、親のための人生を生きてしまうと、自分の健康ももちろんですが、結果的に相手の能力も低下させてしまいます。

だから、私は要介護者(患者さんであり、私が今までリハビリで関わってきた方々)ではなく、その家族から意識変化をしていく必要だと思ったのです。

介護=家族 という鎖でしばる時代は変化していい。
(はい、わかりますよ。法律があるし、、とか。)でも、何でも意識から物事が動きます。まずは私たちの意識を変化していくこと。それは、ご自分(ケアラー)の身体を調える事、です。

介護が辛い、きつい、という思いがあるのであれば、では『私はどうなりたいのか?どういう状態だったら最高なのか?』と、そちらに意識を向ける力が必要です。

いくら、病院でリハビリしても、『家に帰れば別に(家族がやってくれるから)いいんだよ。(だからボタンの開け閉めは自分でやらなくて・・)』と、話される方も少なからずいらっしゃいまして、できる事までできなくなってしまう傾向があるな、と思っていました。

介護する、しないが、選択するできる事が当たり前の時代になっていくといいな、と思います。


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