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薬局薬剤師の徒然日記(R5.4.10)
新年度が始まって、花粉症患者さんもだいぶ落ち着いてきた今日この頃。
たまーに熱がある人が来て、コロナの検査キットを買っていく。
そういえばコロナの経口治療薬が一般流通になったんだよね?
塩野義製薬さんの『ゾコーバ』。
『ラゲブリオ』ともども
まだお目にかかったことがない(*'ω'*)
マスクが個人判断になって、ちらほらとマスクをつけない人がでてきて、
今後はどうなるのかなぁって考える。
今つけていない人はざっと見てる限り
・大学高校生のカップルさん
・観光っぽい外国人さん
・男友達同士の中学校ぐらいの学生さん
・キャバ嬢とそのお客さん
みたいな人がマスクをして無い感じ。
基本的に日本人は慎重な民族だから
様子を見ている人がまだ多い感じかな。
だから今の段階では爆発的に増えることはないと思う。
増えるとしたら、マスクが暑くなってくる夏かな。
そこらへんからさらにマスクを外す人が増えるかも。
そこからさらに冬を超えて、来年の春ぐらいになると
皆外しているかもね。
今のコロナによる重症化率と死亡率はどうなってるんだろう。
だいぶインフルエンザ程度まで下がってきているような感覚はあるけど
病院勤務じゃないからいまいちわからないな。
次の学会でそのことを講演してくれる人がいるなら聞きに行きたい。
そういえば、ここのところ立て続けに
『お薬が違う!・足りない!』って電話してくる件があって。
その2件とも患者さんが凄く怒ってるの。
自分は間違ってない!薬局が絶対間違ってる!って
かなり怒っていて凄い剣幕で。
そんな患者さんの対応をするたびに
喧嘩腰に言わないと間違いを認めてくれない!って思ってるのかな?
って思う。
取りあえず、1件目は
『お薬手帳に書いてある薬ともらった薬が違う!』って言うから、在庫確認して、在庫が合っていたので、
『お薬手帳には何と書いてありますか?』って聞いてみたら、お薬手帳に書いてある薬が手元にあるお薬と一緒だったみたいで。
『一緒だったわ。』って言われた。
見間違いでもしたのかな。
凄い剣幕だったけど、自分の間違いに気が付くと冷静になってくれた。
良かった。
2件目は『もらった薬が足りない!』って言うから、在庫確認したら、その人にしか出ていないお薬で在庫も合っていたので、
『こちらの在庫の数もあっているので、もう一度数を見てもらえませんか?』って言ったら、『確認してから電話してるのよ!』とのこと。
結局、説明しても頑として譲らない患者さん。
とりあえず要注意人物として薬歴に印をつけた。
今後何度も続くようならそれ相応の対応をしないといけないからね。
それにしても何が怖いかって、
お薬渡してるときは普通の人なのに、電話してくるときは
普通から逸脱してる理不尽さを力の限りぶつけてくるところ。
自分が間違っている可能性を微塵も考えずに、
人に怒鳴るくらいの強気なのが本当に怖い。
もし仮に間違っていたとしても、
『お薬頂いたんですけど、貰ってる数が少ないように感じるんですか、調べてもらうことはできますか?』って普通の良識ある人は聞いてくれるから、
今回はたまたま激情家の人や頑なな人に当たってしまっただけかな。
問診票を書いてもらおうとすると拒否する人もたまにいるよね。
こっちはお薬の適正利用の為に聞いてるだけで、
めんどくさいとか嫌だとか、
その程度のことで自分の命を危険にさらしてるって気が付いていないのか、自分が被害を被る可能性があるって想像できないのかな…。
どうにか頑張って聞こうにも、絶対教えない!っていう不機嫌さと不屈の意志が見えるから、対応も大変だよね。
その人から見たら情報を渡す薬局は敵で、敵に手の内を知られてなるものか!みたいな感じなのかな。
それって結構致命的だよね。
敵じゃなくて、危ない所を助けてくれる可能性のある救い手かもしれないのに。
それを自ら絶っていくスタイルは凄く危険だとは、そういう人にはなかなか届かないみたい(/_;)
でもそう言う人に限って自分で自分の首を絞めてるのに、
何かあったらこっちのせいにする人だったり。
そうなるととても困るよね(/_;)
本当に色んな人がいるよね。
こっちとしてはその人の力になりたいと思ってるのに
敵や仇みたいに対応されたら悲しいよね。
そういえば『もう二度と来るか!』っていう人に限って
また来る人多くない?
あれはなんでなんだろう。あれも凄く不思議。
言ったことを忘れてるのかな?
それとも他に行くところがないのかな?
気まずさとかないのかな?
何かの病気の可能性もあるのかな?
って、色々考える。
『もう二度と来るか!』っていう人には
薬局も『もう二度と来て欲しくない!』って
思ってる可能性があるとは考えられないのかな(;^_^A
薬局だって病院だって、血の通った人間同士なんだから
人並みに好き嫌いはないわけないよね(/ω\)
薬局は正当な理由がないと
どんな患者さんの処方箋でも調剤拒否できなけど、
問診票を書いてくれなかったり、どんなに聞いても併用薬やアレルギー情報を開示してくれなくて、『患者が適性に薬の使用ができない恐れ』があるときは、調剤拒否もちゃんと視野に入れておかないとね。
それは患者さんを守る為に必要な選択だから。
その人が信頼する薬局に行ってちゃんと説明受けて、納得して薬を安全に使ってもらう方が絶対いいから。
そこだけは薬剤師として譲っちゃいけないところだと思う。
患者さんの安全安心第一🙋
やっぱり患者さんに薬による不利益を被って欲しくないっていうのが
一番の本音なんだよね。
おしまい