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#読書感想文「アイデアのつくり方」
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この本を要約すると、「アイデアとは、既にあるものの組み合わせである」という事。
全くの無から、アイデアとは生まれるものではない、と。
これは全く共感というか、知っていた事ではあったが、50年以上昔から言われていたという事に驚いた。
アイデアを生むプロセスは、5段階ある。
①情報収集(広告においては、商品と消費者の情報)
→カードに要素を書き出す
②情報の咀嚼(他方面から情報を見て考える)
→カードを色んな風に種類分けしたり、並べ替えてそれぞれの関連性を探る
③放置
④アイデアが発見される
⑤そのアイデアを世に出し、育てる
上記の5段階において、①②⑤は意識的行動であり、③④は無意識的行動である。
ここで興味深いのは、最初の2段階で徹底的に情報を集めて咀嚼した後に、その事を考えずに放置するという点である。
アイデアはよく、閃くという表現をするが、まさに閃く瞬間は、全く別な事をしている時に降りてくるのであろう。
その後で、⑤の段階でアイデアを形にして、世に出すと。
パレートの法則ではないが、ここでも重要な事は2つに絞られると思う。つまり①②である。
何かのアイデアを出そうとした時、徹底して情報収集を行う事に労力を注ぐのである。商品と、その消費者の情報を徹底的に集めて、分析する。
これからの仕事において、この点を踏まえて、良い広告アイデアを出せるようにしたいと思う。