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重ね煮ヒストリー(2)第2子出産から重ね煮との出会いまで

ご覧いただき、ありがとうございます!

私の重ね煮ヒストリー(第2話)をお届けいたします^^


①息子が生まれたときのアクシデント

第2子となる息子が生まれたのは、
2022年12月、
ワールドカップの決勝戦が行われた日。

メッシ選手率いるアルゼンチン
VS ムバッペ選手率いるフランス

どちらが勝つか・・・
試合はPK戦にもつれ込む展開に。

妊娠36週を迎えた私は、
メッシ選手の姿を一目見たくて、

深夜にも関わらず、
眠い目をこすりながら起きていました。

すると、突然、
お腹に感じたことのない張りと痛みを感じます。

次の瞬間、出血していることに気づきました。

これは一大事・・・!

スヤスヤ寝ている3歳の娘に
「行ってきます」も伝えられないまま、

1人タクシーに乗り込み、
病院に駆け込みました。

「常位胎盤早期剥離」
本来であれば、出産後に剥がれるはずの胎盤が、
出産前に剥がれてしまう怖い状態。

このままでは、母子ともに命が危ない!

当直の先生方が緊急で集まってくださり、
すぐに緊急帝王切開で
出産することになりました。

息子は仮死状態
産声もなく静かに産まれてきました。

祈るように待つこと6分・・・
ようやく自発呼吸をし始めた息子。

数日間、NICUで過ごした息子




まさに、間一髪の出産でした。

その日、「メッシ応援しようぜ」、
と誘ってくれた夫の一言がなければ、

深夜の異変に気づくのが遅れ、
私も息子も
助からなかったかもしれません。

たくさんの方のおかげで、私と息子の命があります。


②哺乳力が弱すぎます

生後7日目、息子は
10mlのミルクを飲むのに40分
も時間がかかりました。

早産児の宿命なのか、
とにかく寝てばかりだったのです。

「息子さんは哺乳力が弱すぎます。
このままご自宅に帰られても、
すごく苦労されると思います。」

「もう少し入院を延長した方が
良いと思いますが、お母さんはどう思いますか」

退院の日に、医師から言われた言葉です。

それでも私は、
「連れて帰ります!」
と即答しました。

24時間、体調を監視され続ける
病院の環境よりも、

家族のいる家に、一刻も早く連れて帰って、
ゆっくり母乳を飲ませてあげたい
愛情を注いであげたい
と思ったのです。

医師の言葉通り、
「哺乳力が弱すぎる」状態は、
生後3か月まで
続きました。

搾乳した母乳を
飲みやすい哺乳瓶に移し替えて飲ませたり、

スポイトやスプーンを使ってみたり・・・

それでも、気絶したかのように
すぐに寝始めてしまう息子。

何度も声をかけて、起こしながら
必死に授乳をする日々でした。

すぐに寝てしまうから、授乳がとにかく大変

③離乳食を始めたら全身血まみれに・・・

哺乳力の低すぎた息子も、
体重の増加とともに、
授乳もできるようになっていきました。

そして6か月を迎えた頃、
離乳食を開始しました。

すると、驚くほど、
何でも食べる。
いくらでも食べる。

まるで
母乳を飲めなかった
新生児期を取り戻すかのようでした。

私も、食べている息子の姿が
嬉しくて、
お肉、魚、卵、バナナ、などなど
息子の喜ぶ食べものを
どんどん与えました。


ところが・・・
離乳食を始めて数週間。

息子の肌に湿疹が現れます。

肘に出現した湿疹



はじめは肘、そして首の付け根。
それが、どんどん広範囲に広がっていきました。
耳のうしろ、腕、手足の関節・・・

痒くて搔きむしってしまい、
シーツは血だらけに


このときは、
まさか食べ物が負担になって
肌に出てきているとは
想いもしませんでした。

(良い皮膚科ないかな、
良い塗り薬ないかな、
保湿剤はどうしよう、
と探していたのです。)

④毎日の料理が苦しかった

実は私、

・料理がすごく苦手


でした。

どのくらい苦手だったかというと、

味付けに自信がないので、
〇〇のたれ、〇〇の素、〇〇つゆ、
ミールキット
をよく使っていました。

(それでも夫は「味が薄い」と言って、
よくソースやマヨネーズを足して
食べていました。)

副菜=「サラダ」
しか知らない。

冬でもキュウリとトマト、レタスの
サラダでした。
(無添加のドレッシングを探して、
複数ストックしていました)

実家の母が心配して、
よくおかずを作りに来てくれていました。

(私が手伝うと余計に時間が
かかるから、「いいよいいよ」と
よく言われていました)

そんなに料理が苦手なのに、
・離乳食、
・幼児食、
・潰瘍性大腸炎によさそうな食事
・夫の食事

それぞれ別づくりして
いたのです。

しかも・・・

・娘は大の偏食。

野菜はトマトとキュウリしか
食べない。

食が細くて
ごはんもお味噌汁も
ほとんど残してしまう。

しょっちゅう体調を崩すので
本当に心配で、
食べさせるのに必死でした。

野菜をみじん切りにして
ハンバーグに混ぜ込んだり、

お皿をかわいくしてみたり、

色々調べて試したけれど
効果なし。

そして、

・潰瘍性大腸炎のための食事
にも、ずーっと悩んでいた

のです。

なにか改善できる方法はないか、
必死に検索しては試す日々。

青汁、麹、ヨーグルト、アボカド、
人参リンゴジュース、サプリ、
タンパク質(卵、プロテイン)、
寝る前のはちみつ、生姜汁、
グルテンフリー、
玄米、野菜スープ、
そして低脂質低残渣食・・・

腸によさそうなモノを調べて
色々やってみるけれど、
全く改善しない。

腸に関する
医師や専門家の本は100冊以上
読みました。

そして、
腸活アドバイザーの資格
まで取って学んだけれど、

症状の改善は見られず。

無添加
無農薬
にこだわりすぎて
疲弊した時期もありました。

相談できる人もいなくて孤独

このときの私は、
美味しく食べること
家族で楽しく食卓を囲む

という
1番大切なことを
すっかり見失っていました。

そんなとき、
「重ね煮」に出会ったのです。

(→第3話に続きます)


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