運動って、どこまで必要?
ようやく、緊急事態宣言が解除されましたね。
随分とバタバタした人たちが多いのと、いかに自分達の今までやっていたことが「条件が整った中で」行われていたことかというのが分かりましたね。
おそらく、これからもリモートワークは続くのではないかと思われます。
通勤電車に乗らなければならないという固定観念が壊された、いい機会なのではないかと思っています。
さて、自分の住んでいる周りでなのですが、外出自粛、ステイホームと言われているなかで最近しょっちゅう見かけるようになったのは、河川敷とかでランニングや散歩をする人達。
特に今月になってから大分増えたなという印象ですね。時間がつくれたから今までやってこなかったことをしようとしているのか、それともただ単に暇だからか。
いずれにしても、思っていることとしては「家のなかにだけではなかなか居着けない」というところなのですかね。
むしろ、自然なことをしようとしているからいいかとは思いますね。
それで、運動の初心者がいうこととしては「じゃあどこまでやればいいのか」というところなのではないでしょうか。
結構、リハビリを実施していても「やり方」を教えてくださいとも言われるのも同義と思っています。
それで、自分はこうお伝えします。
「何か1つ、例えばこの範囲を少し早く歩くと決めたならそれを毎日やりなさい」
どういうことか。
リハビリをやった後、自主トレを指導することがあります。
で、3つとか4つとかまとめて紙に出して回数も決めて用意したとします。
勿論、はじめはやると思います。
けど、「いずれはやらなくなるだろう」といえます。
それは生活を過ごすなかで、調子が悪かったり急な予定が入ったりしてできなかったときに起こり得ます。
そこで自分のなかで「言い訳」ができます。そして、「次こそは頑張ろう」と。
で、また翌日からやろうとしますが、またある日に「やらない言い訳」がでてきます。
それが繰り返し生じていくなかで、段々「やらなくてもいいかな」と思うようになり、意味を感じなくなってやらなくなります。
これは、「運動が習慣化」されていない人ほど陥りやすいのですが、何でも「完璧」にやらないといけないと思い込んでしまうことがあまりにもおおいのです。
日本の「答え合わせ」の教育の影響もあるのでしょうが…。
だから、決めたことを1つだけやる。それも普段の生活習慣のなかで影響がでないような範囲でやるようにします。
「歩く」ということの他で例をあげるなら、腕立て伏せを続けたいなら「一回やる」でもいいですし、「腕立て伏せの構えをこの時間にやる」というくらい小さくしてもいいです。
最低限やる姿勢というのがあって、それをやればOKというラインを決めます。
そしたら今度は決めた歩く距離をいったり腕立て伏せができたらその日によって、距離や回数を増やせばいいだけです。
これは、「習慣形成」を少し応用するだけですね。
やるべきことをやれば、それも本当に簡単なやることにすればいいだけ。
そこから増やしたいなら、今度は「不要なものを捨てたり置き換えたり」することで時間を作っていく。
こうして運動を習慣にしていけばいいのです。
運動で成果がでるのには時間と比例することは中々ありません。
やはり時間はかかります。
ですが、長くやっていると積み重なったものが形になって現れる。そういうものです。
もし中々続かないとかというのであれば、一度このやり方を試してみてください。