テムズ川と多様性
夏真っ盛りのロンドン。真っ青な空が広がり、Heat waveで気温も上がり、カラフルなリネンのサマードレス、半袖、短パンにサンダル姿の人で街は溢れている。
そんな先週末、アメリカから仕事でロンドンに来ていた、オーストラリアで出会った友人に会うためにテムズ川の南側のエリアへ出かけた。
このあたりはモダンな建物が多く、人で賑わっていて、いつもParty modeの様な感じ。私はロンドンの北の方に住んでいるので、テムズ川を越えるたびに、北とは違う空気と景色を感じ、電車で20分程なのに、ずいぶん遠くへ来た様に思う。
友人と落ち合った後に、観光客があまり訪れない裏通りにある静かなPubへ行くため、川沿いの道を人の間をすり抜けながら歩きつつ、夏のテムズ川の景色を楽しんだ。やがてあまり人の来ないところまで辿り着き、ふと振り返るとTower bridgeとCityの街並みが目に映った。
そしてキラキラしたTower bridgeやCityの高層ビルの手前には、昔から続くRiver boatの停泊場とそこで生活する人たちのboatとそのcommunityが目に入った。そして、このRiver boatで家族四人生活している友人のことを思い出した。住宅費が高いロンドンではボートに住むと、ロンドンの中心に住んでいるにも関わらず、費用が抑えられるというのもあるけれども、それ以外にもいいところはあるといっていた。そこに住んでいる人はみんなお互いのことをよく知っていて、助け合って生活ているため、近所との関係がロンドンでは珍しく、とても密になるとのこと。
River boatの家々の向こうに流れる川を眺めていると、大音響のMusicを轟かせた大型のParty boatがRiver boat住宅の横を通り過ぎていった。大型boatが押し避けた水で、River boatがゆらゆらと動く。
夏はparty boatが始終、川を行ったり来たりする。”水上で生活をしている人には、そんな風景はどんなふうに見えているのだろうか?”ふと思った。
Have funをするために川にきている人と、そこを生活の場としている人たち。
大きな建物の中にあるcomfortableな部屋から川を眺める人と、水の揺らぎを常に感じる水上生活を選んだ人。
テムズ川を囲んで、さまざまなlifestyleがひしめき合っているロンドン。
近代のもや他の国のものを取り入れながらも、歴史や伝統を重んじ、昔ながらのものが続けて行ける場所もちゃんと保ち続けているている。そんなこの街の姿勢が、この街をどこにでもある大都市でなく、ロンドンという街にしているのだろうか。
そんなことを思いつつ、イギリスの伝統に従ってSunday RoastとビールのLunchを楽しむため、暑さから逃げるように歩調を早めて、静かな裏道に佇むPubへと向かった。