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満員電車に揺られて#4

部屋の中はしんと静まり返り、外では秋の冷たい風が窓を叩いている。仕事帰りに慌ただしくシャワーを浴びて、ふかふかのバスローブを身にまとい、メグミはベッドに身を沈める。真面目で几帳面な彼女にとって、この時間だけが解放された瞬間だった。37歳、独身、会社員。外では「しっかり者」や「堅物」と思われているが、内心はいつも激しい情熱に揺れている。そう、この時間だけは、自分をさらけ出しても許される時間――彼女の小さな秘密だ。

薄暗い部屋で、柔らかな照明が漂い、メグミの意識は徐々に現実から離れていく。ふと、目を閉じると、いつもの「彼」が浮かび上がる。男の顔はいつも少しぼんやりしている。どちらかといえば、苦手なタイプ。背が高くて、少し太め。服装もだらしなく、ネクタイが少し緩んでいるような感じ。電車に乗ると、いつも嫌でも目につくタイプだ。混み合った車内では、そんな男に触られることを想像するなんて――と、メグミは軽く笑みを浮かべる。

今日は山手線、夜の8時過ぎ。仕事帰りのラッシュが少し落ち着いた時間帯だ。満員の電車の窓から見える街の灯りが、忙しさから解放される瞬間を一層引き立てる。黒いジャケットに、白いシャツ、タイトなスカートを履いている自分を想像する。目元には軽いメイクを施し、唇にはほんのりとしたピンクの口紅。見た目は清楚だが、その内面は……誰にも知られてはいけない。

そんな思いが脳裏をかすめるたび、彼の手が自然とメグミの肩に伸びてくる。背後から、じわりと近づいてきたその手が、シャツのボタンを一つ、また一つと外していく。彼女の胸元が少しずつ露わになるたび、ドキドキと心臓が早鐘のように鳴るのを感じる。外気とは対照的に、体の中は徐々に熱くなっていく。彼の太い指が、柔らかな艶乳の頂きに触れた瞬間、思わず小さな声が漏れる。

「あっ……ん……」

その音が車内に響くことはない。混み合った車内では、誰も彼らに気づかないかのように、無機質な空間が続いている。彼はさらに大胆に、メグミの胸を揉みしだくように動かす。釣り鐘のような形をした胸の実りが、彼の手の中で形を変える。指先が徐々に強くなり、彼の息遣いが耳元に感じられるたび、メグミは少しずつ声を抑えきれなくなる。

「んっ……はぁ……」

声が漏れないように、必死に唇をかむが、すでにその感覚は抑えきれない。彼の手が胸から腰へと滑り落ち、スカートの裾をゆっくりと上げていく。体が無意識に反応し、彼の動きを受け入れる準備ができてしまっていることに気づくと、またもや羞恥心が体を包む。

「……いや……でも……」

そう言いながらも、彼の指は確実にスカートの中に入り込んでいく。メグミの足が自然と少しだけ開かれ、その奥へと導かれていく感覚に、全身が震える。細いスカートの下で、彼の指が秘部に触れる前の一瞬、冷たい空気が肌に触れる。そして、その次の瞬間、温かな手が秘裂の外側をなぞるように動き始める。

「んっ……あぁ……」

彼の手が触れた瞬間、メグミは無意識に腰を反らす。甘いとろみが徐々に溢れ出し、下着の中で熱を帯びた体が彼の動きに反応する。スカートの中で感じる彼の指先は、徐々に速く、そして大胆になっていく。彼の太い指がパンティ越しに感じる恥蜜の溢れを確認するかのように、何度もなぞり、押し付け、優しく撫でる。

「あっ、やめて……もう……」

そう言っても、彼の動きは止まらない。むしろ、さらに深く、さらに強くメグミの奥へと侵入しようとしている。彼の手がパンティの中へと滑り込む前、その瞬間の緊張感に、メグミの体は一層敏感になる。

指が下着に触れる瞬間、メグミの妄想は急激に現実に引き戻される。部屋の中、彼女の手は無意識に自分の体へと伸びていた。

部屋の中で、現実と妄想が交錯する。ベッドに横たわるメグミの指は、いつの間にか自分の体へと向かい、その動きが脳内の幻想と一体化していた。再び電車内の情景が広がり、混雑する車内のざわめきが、まるで現実のように耳に響く。メグミの体はまだ揺れる電車の中にいる。

「……いや……もう……」

声に出すものの、彼の手は止まることなく、ゆっくりとパンティの中に入り込んでいく。指が温かい秘裂をなぞり、甘い吐蜜が徐々に滲み出していく感覚に、彼女の体が自然と反応する。濡れた花園に触れたその指は、柔らかく、そして慎重に秘部へと導かれていく。

「あ……そこは……やめて……んっ……」

メグミの声はもう抑えられず、口元から漏れ出す。指が秘園の奥深くに入り込むたび、彼女の体はびくんと反応し、車内での振動と相まって、さらに敏感に感じられる。彼の指は、まるでそこを知り尽くしているかのように、秘裂を丁寧になぞりながら、内側の柔らかなひだを刺激してくる。押し寄せる感覚に、メグミは両手でつり革をしっかりと掴み、体を支える。

「……あっ……そんな……指が……」

彼の太い指がさらに深く、奥へと入り込み、内側の柔らかなひだを掬い取るように動く。その動きは止まらず、彼女の中で旋回し、熱を帯びた愛のしぶきを溢れさせる。もう後戻りはできない――メグミはそのことを悟りつつも、彼の指の動きに身を委ねるしかなかった。

「……やだ、こんな……でも……」

彼女の言葉が途切れる。意識はもはやその動きにすっかり囚われ、感じることしかできなくなっている。彼の指が出たり入ったりするたび、秘裂からは甘い媚蜜があふれ、メグミの下腹部には快楽の波が押し寄せてくる。彼女の全身が、車内の振動に合わせて微妙に揺れ、そのたびに指の動きがさらに奥深くまで感じられる。

「あっ……もう、だめ……」

メグミの声がかすれ、彼の動きに反応する。指がさらに奥へと進むと同時に、彼女の指も自然と彼の腰元へと伸びる。スーツのズボンに手をかけ、無意識のうちに彼のチャックを下ろす。スーツの中に隠された彼の肉棒が、静かに外へと現れる。

「……こんなこと……して……」

声には微かな戸惑いが混じっているが、その指は確実に彼の愚息を握り締める。手の中で感じる彼の温かさと硬さ――その存在が、メグミをさらに深い妄想の世界へと誘う。彼の肉棒が徐々に大きくなり、彼女の手の中で脈打つたび、メグミの心拍もさらに早まっていく。肉棒の先端をゆっくりと撫でると、彼の体が小さく震えるのが伝わってくる。

「あぁ……もう……こんなの、だめ……」

メグミは彼の愚息をしっかりと握りしめ、その熱を自分の手の中で感じながら、さらに大胆に動かし始める。彼の体が反応するたび、メグミ自身もまた、熱を帯びていく。その瞬間、彼の手が秘裂の奥で大きく動き、彼女の体全体が震える。

「んっ……あぁ……だめ……」

彼の指と彼女の手が互いに呼応し合うように、車内の静かな緊張感が高まっていく。メグミはもう、完全にその世界に没頭していた。

メグミの手の中で、彼の肉竿はさらに硬さを増し、熱を帯びて脈打っている。彼の息遣いが少しずつ荒くなり、彼女の手の動きに合わせてわずかに腰を突き出してくる。メグミはその反応を楽しむかのように、指先で肉竿の突端を優しく撫でながら、さらにその全体を握りしめる。彼の愚息が自分の手の中で力強く鼓動しているのを感じるたび、彼女の中にも同じようなリズムで熱が高まっていく。

「あ……こんなに……すごい……」

彼女の囁きに応えるように、彼の体はさらに大きく震える。メグミの手の動きは徐々に滑らかになり、秘裂から漏れ出す蜜液がその手を潤す。彼の肉竿の周りにぬめりが広がり、手の動きがさらに軽やかに、そして速くなる。彼の息が切れ切れに漏れ、腰が微かに突き出すたび、彼女はそれに合わせて手を動かし続ける。

「……もう、限界……かも……」

彼の我慢が限界に達しつつあるのを、彼女は感じ取る。彼の全身が緊張し、肉棒が一層硬直する。その瞬間、メグミの体もまた、絶頂に向かう高まりを感じる。彼の熱が彼女の手の中でさらに強くなるたび、彼女の秘裂もまた、じわりと熱を帯び、花園の奥で欲望が沸き上がっていく。

「あぁ……もう……だめ……!」

彼の息が荒くなるその瞬間、メグミは手を止め、彼の肉竿を自分の内側へと導く。彼の硬くなった愚息が、ゆっくりと彼女の秘裂へと滑り込み、熱く湿った秘苑の中に包まれていく。その瞬間、彼女の体全体に電流が走るような感覚が広がり、押し寄せる快楽に声が漏れる。

「あっ……んっ……あぁ……」

彼が彼女の中で動くたびに、メグミの体は自然と反応し、秘園の中で彼の存在を感じる。互いの熱が絡み合い、まるで溶け合うように一体となっていく。彼の肉棒が奥深くまで入り込み、秘裂の中で脈打つたび、メグミは自分の体が限界に近づいていることを知覚する。彼の動きに合わせて、彼女もまた腰を反らせ、より深く彼を受け入れようとする。

「あぁ……もっと……もっと……!」

彼の体はもう我慢できず、激しく突き動かされていく。メグミもまた、彼の動きに合わせて体を揺らし、互いの熱が高まり合う瞬間を感じる。やがて、全身が震え、内側から押し寄せる快感に、彼女は意識を失いそうになる。彼の肉棒が彼女の中で弾ける瞬間、メグミはついに自分の中で何かが崩壊するのを感じる。

「……いっ……あぁ……!」

彼女はついに、その瞬間を迎える。体がしびれるように震え、全身が快楽に包まれ、息を整えることすらできないほどの波が彼女を襲う。秘裂の中で感じる熱が一層強まり、彼女はもうそれを抑えることができない。

その瞬間、メグミは突然我に返った。ベッドの中、ふかふかのシーツの感触が現実を引き戻す。息が荒く、手はまだ自分の体を包んでいた。彼女の体は完全に高ぶった状態のまま、現実と妄想の境界線を超えてしまっていたことに気づく。

「……また、やっちゃった……」

静かにささやくと、メグミは軽く笑みを浮かべる。大きな達成感と共に、何かを解き放たれたような感覚が全身を覆う。しかし、同時に、胸の奥に小さなざわめきが残っている。布団をかけ直し、体を横たえると、疲れたように目を閉じる。窓の外からは、かすかな秋風の音が聞こえてくるだけだった。


あとがき
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